輸入車/注目の輸入車試乗レポート

クーペより欲しい、“成熟”したスパイダー(3ページ目)

クーペに続き“LP560-4”に進化した新型ランボルギーニガヤルドスパイダー。「ガヤルドを買うならスパイダーの方がいいかも…」と思わせるほどに成熟した完成度を体感してきました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

新しい価値を広め始めたランボルギーニ

ランボルギーニガヤルドスパイダー
直噴技術も採用された、最高出力560ps/最大トルク540Nmを誇る5.2リッターV10エンジンを搭載する

ステファン“伊達男”ビンケルマン社長もこう言い放った。「しばらくはムルシエラゴとガヤルドでがんばるよ。オールウェイズランボルギーニは、例えばガヤルドで十分賄えるから」。言外に、SUVも4ドア高性能サルーンも今のところはない、と言っているのだった。

新しくなったガヤルドスパイダー。獰猛な12気筒ファイティングブルのオーナーが、例えばアシ車にポルシェターボカブリオレやM・ベンツSL63AMGに乗っているのであれば、こちらの方が様になるだろう。フェラーリF430スパイダーやアストンマーチンDB9ボランテのオーナーでも、かなりの気分転換になるはずだ。

ランボルギーニは、そのマニアックなスピリットを残しつつ、新しい価値を広め始めたのである。

ランボルギーニガヤルドスパイダー
センターに位置する走行モード「オート」「スポーツ」「コルサ」を選択するボタンの後ろにルーフ開閉ボタンが備わる
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