輸入車/注目の輸入車試乗レポート

COTYで選ばれた4台の輸入車

本賞がトヨタiQ、インポートカー賞はシトロエンC5で終わった、“2008-2009日本カー・オブ・ザ・イヤー”。選考委員として参加したガイドが、輸入車に絞って今年の様子などを報告します。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーが終わって

トヨタiQ
日本カー・オブ・ザ・イヤー2008-2009に選ばれたトヨタiQ

シトロエンC5
インポート・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたシトロエンC5
日産GT-R
MostAdvancedTechnologyに選ばれた日産GT-R
“日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)”が、今年も終わった。このイベントが終わると、選考委員の多くは自動車評論家やモータージャーナリストだったりするから、年内には幾つかの試乗会や発表会を残すだけで、もう大きな催しもなく、けれども怒濤の年末進行を控えて、嵐の前の静けさを堪能することになる。

COTYの詳細(実施方法や結果、歴史)に関しては、公式ホームページを参照して欲しい。念のため、本年度(2008-2009)の結果だけを先に言っておくと、COTY本賞がトヨタiQで、インポートカー賞がシトロエンC5、特別賞3賞が、日産GT-R(MostAdvancedTechnology)、ホンダフリード(MostValue)、スバルエクシーガ(MostFun)と決まった。

スバルエクシーガ
MostFunに選ばれたスバルエクシーガ
ホンダフリード
MostValueに選ばれたホンダフリード
主義主張趣味生活様式思想宗教、すべてが違う65名の専門家や著名人による配点投票の結果だから、個々の賞に関して個人的に言うべきことは何もない。むしろ、それだけ違う人たちの集まりの中で、何と半数以上がiQに満点の十点を投じたのだから文句の付けようがなく、イヤーカーにふさわしいというべきだろう。

発売前のクルマに対して賞を与えることに批判の声もあるようだが、我々は春頃からiQに触れる場を提供されていた。試乗の機会も十分にあった。開発の背景や苦労話も耳タコに聞かされた。トヨタとしては異例のモノ作りの結晶であり、将来性ひとつをとっても大いに評価できる内容である。

本稿はそれを主張する場ではないので書かないが、ボクは思うところあってGT-Rに満点を投じた。とはいえ、全体の結果に関しては文句はなく、これが今年の日本のイヤーカーなのだと胸を張って言える。いずれのクルマも今年の10台(同票獲得のため11台選ばれたが)に選ばれたクルマばかりだから、実はどれが一番になってもおかしくはないのだ。

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