常に近くにいて欲しいと思えるクルマ

アルファ159
試乗したのは3.2LのV6エンジンを搭載した3.2 JTS Q4 Q-トロニックをベースに、よりスポーティな装備を採用したTI。TIはTurismo Internazionale (トゥリズモ インテルナツィオナーレ)の頭文字をとったもの

クルマが売れない、なんて市場の声もどこ吹く風。相変わらず日々、いろんな新型車が登場するから、それこそ愛車として買わない限り、ボクの仕事では気に入ったクルマを二度三度と繰り返して乗る機会がほとんどない。

アルファ159もそんな中の1台だ。もちろん、試乗したのは二度三度などではなく、国際試乗会のあった3年前のミュンヘン以来、ことあるごとに乗ってはきたけれど、それでも最近はとんとご無沙汰だった。ちょい乗りすることはあっても、じっくり乗る機会に恵まれなかったのだ。

久しぶりの159。それも評判のTIである(2.2JTSにも設定されるようになったが、試乗車は3.2V6だった)。昨年のM・ベンツCクラスに続いて、今年はアウディA4もブランニューデビュー。そういう意味では159が属する欧州Dセグメントは今、盛り上がっている。このタイミングで乗れば、159の立ち位置も再び明確に(自分のなかで)なるはずだ。

アルファ159
ボディサイズは全長4690×全幅1830×全高1425mm、価格は530万円となる

我が家のガレージに収まった黒の159。新デザインのアルミホイールと相まって、踏ん張った強面の雰囲気がオトコらしくていい。何がどうとディテールを物語るよりも、男がオトコに惚れるといった、漠然とはしているが強い印象を抱く。常に近くに居て欲しいと思う感覚は、以前乗っていたアルファ166に近い。

ボク自身がアルファロメオというブランドに対して、少なからずシンパシーを抱いていることも、そう思わせる大きな要因ではあるけれど……。

アルファ159
TI専用のダークカラーでまとめられた室内。専用のスポーツレザーシートも装着される

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