アルファロメオ/アルファロメオ

156のマイナーチェンジモデル試乗記 直噴エンジン搭載156の実力

アルファ156およびスポーツワゴンが2002年モデルからマイナーチェンジした。シチリアで行われた試乗会で、2.0ツインスパークに代わる注目の直噴エンジン搭載モデルに試乗した。

執筆者:西川 淳


JTSというから、すっかり直噴のツインスパークだと思っていたら、そうでないという。よくよく考えてみれば、ダイレクトに燃料を噴射するのだから、ツインスパークはいかにもまずい。JTSは“JetThrustStoichiometric”の頭文字。ボッシュと共同開発の直噴システムを使う。


プラグが2本ないという事実だけでアルファらしくないと考えるのは早計だ。アルファロメオのハイパフォーマンスの証であるツインスパークをようやくあきらめるわけだから、それ以上の高性能を手に入れたと考えるのが正当だ。

実際、アルファのエンジニアに言わせれば、”こっちのほうが性能高いんだもん!”であり、”まあ、今までも無理やりツインスパークにしてきたわけだし”なんである。

確かに、シャンシャンと回るピーキーさは影をひそめてはいる。さらに、軽やかな吹けとも無縁だ。エンジンの回り方自体は軽いのだけれども、ちゃんと力が出ているので、軽く感じない、というのが正しい。

エンスーな味わいを無くすことと引き換えに、低速からの扱い易さと、あまりあるパワー、そして環境性能を手に入れたというわけだ。さらに、しっかり感の増したボディと、ダンピングの効いた足回りによって味わえるスポーティさは、アルファらしさを正当進化させたもので、ワインディングを駆けるときの楽しさは全く失われていない。むしろ好感の持てるものになった。
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