

実際、アルファのエンジニアに言わせれば、”こっちのほうが性能高いんだもん!”であり、”まあ、今までも無理やりツインスパークにしてきたわけだし”なんである。

エンスーな味わいを無くすことと引き換えに、低速からの扱い易さと、あまりあるパワー、そして環境性能を手に入れたというわけだ。さらに、しっかり感の増したボディと、ダンピングの効いた足回りによって味わえるスポーティさは、アルファらしさを正当進化させたもので、ワインディングを駆けるときの楽しさは全く失われていない。むしろ好感の持てるものになった。
アルファ156およびスポーツワゴンが2002年モデルからマイナーチェンジした。シチリアで行われた試乗会で、2.0ツインスパークに代わる注目の直噴エンジン搭載モデルに試乗した。