精神の高揚にはアメリカンSUVをどうぞ
今回紹介するアメリカンSUVの1台、ハマーH2。全長約5.2mのボディに6.2Lエンジンを搭載、重量は3050kg |
ガソリン高や炭酸ガス問題など、クルマを取り巻く環境(ホントは全ての社会を取り巻く環境)は厳しくなるばかり。そんな折りも折り、呑気にアメリカンSUVの話なんてしていていいものなのか、と自問自答するも、結局それだって選択の自由でしかないのだから、ここはひとつ、興味を持っていただいた方の“賢明な自制心”(例えば年間5万km乗るような人はやっぱりエコを考えた方がいいわけです)を期待しつつ、話をすすめることにしましょう。
実際問題、旧車にしてもスーパーカーにしてもSUVにしても、日本においては環境や資源問題にそれほどのインパクトを与えていないしね。ご飯で例えるならば、主食の話をしているのではなく、週末の外食の話をしているわけで……。アメリカ人(炭酸ガス排出のオニ)のようにホンダ・フィットみたくSUVを転がしたりしないでしょ?
というわけで、ボクら日本人にとってのアメリカンSUVはもはやスペシャリティカーや高級セダン、特殊スポーツカーと同じカテゴリーと考えていい。要するに実用云々よりも趣味性やステータス性が圧倒的に強くなるということ。必要に迫られてアメリカンSUVを買うような人はほとんどいないんじゃないだろうか、おそらく。
要するに、アメリカンSUVをもつことで、自分の気持ちがどう盛り上がるか、みたいなことが大事になってくる。精神の高揚ですね。もちろん、最低限の実用性は必要とされるだろう。オフロード遊びしかしないという人は別にして、一般公道を走ってこそのステータスだし見栄でもあるのだから。
そういう観点で、最新のアメリカンSUVを見てみよう。
最新アメリカンSUVの紹介は次ページで