ベルリン/ベルリン基本情報

ベルリンのエリアガイド(4ページ目)

ベルリンの壁崩壊から20年。東西分断という悲劇を経て、今ではドイツの首都として、最新の現代建築が立ち並び、アーティストたちがアトリエを構える現代ドイツの魅力が凝縮するベルリン。現代建築群や戦争と東西分断時代のドラマチックなスポットに混じって、プロイセン王国時代の宮殿や教会も、世界有数の博物館群も見逃せないポイント。ベルリン観光でぜひ訪れたいエリアを6つに分けてご案内します。

執筆者:尾方 綾子

ジャンダルメンマルクトとチェックポイント・チャーリー

ベルリンで最も美しい広場、ジャンダルメンマルクト

ベルリンで最も美しい広場、ジャンダルメンマルクト

かつての冷戦の前線地区チェックポイント・チャーリー

かつての冷戦の前線地区チェックポイント・チャーリー

歴史に興味ある人だったら、ウンター・デン・リンデンから南のエリアもお見逃しなく! ウンター・デン・リンデン真ん中付近を南下すること約300m、ベルリンでも最も美しいと称される広場ジャンダルメンマルクトに到着します。広場中央の歌劇場を挟んで、同じデザインの丸屋根を頂く二つの教会が向かい合う優雅な雰囲気の広場で、プロイセン王国時代を偲ばせます。ジャンダルメンマルクト周辺は17世紀にフランス移民が住みついた界隈で、今でもフランス系のデパートやホテルが多いベルリンの中のフランス。モード系のショッピングにも便利ですよ。

優美なジャンダルメンマルクトから、西側を走る大通りフリードリヒ通りを1kmほど南下すると、雰囲気はガラリと変わります。大通りに人だかりが見え始めたら、いよいよベルリンの壁にちなんだスポットの登場。観光客が詰めかけている場所を発見したら、そこはチェックポイント・チャーリーのはず。第二次世界大戦後、ベルリンを東西に隔てた検問所で、米ソが睨み合う冷戦の最前線でした。今ではすっかり人気の観光スポットで、星条旗片手に米軍の制服に身を包んだ兵隊(本物じゃありませんよ)との記念撮影サービスもあったりします。

ベルリンの壁の歴史に興味が出たら、チェックポイント・チャーリー隣にある壁博物館へ立ち寄ってみましょう。ベルリンの壁の歴史や旧東ドイツからの亡命劇など、東西分断時代の写真や資料がとにかく豊富。壁の実物だって見たいあなたは、博物館から西へ300m地点のニーダーキルヒナー通りに進んでください。通りに沿って約200mのベルリンの壁跡が残されています。
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