医療保険/がん保険の基礎を学ぼう

賢いがん保険の選び方(2ページ目)

がん保険はいろいろなタイプがあり、どれを選んだら良いか悩むところです。がんになった時にがん保険が使えないなんて事のないよう、7つのポイントをおさえて自分にあったがん保険を選びをしましょう。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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■4.セカンドオピニオンや健康相談は必要?
がん保険の付帯サービスとして、健康相談やセカンドオピニオン紹介、転院患者移送手配などを用意しているものが増えています。急に体調の異変を感じたとき(特に深夜や休日)は何かと不安になるものです。その時に的確なアドバイスをもらえるのはとても有難く、付帯している場合は、積極的に活用したいところです。

■5.保険期間はいつまでにする?
保険期間は終身や10年などがありますが、安心できるのはやはり終身保障です。ただ、がん保険は続々と新商品が出ていることもあり、加入して10年も経つと新商品に比べて物足りなさが生じてくる可能性もあります。適切な保障内容の維持と保障の継続性を両立していけるのが理想です。

■6.保険料の払込み期間はいつまでにする?
保険料の払込み期間は保険期間と同じ設定が多いですが、中には終身の保障で払込みが60歳までのような設定もあります。払込み期間は短いに越したことはありませんが、希望する保障内容や保険期間を設定した時に、継続していけるような保険料でないと意味がありません。

■7.掛捨て?それとも貯蓄性あり?
がん保険にも掛捨てと貯蓄性のあるタイプの保険があります。貯蓄性のあるタイプの方が月々の保険料は高いですが、還付金があったり、解約した時の返戻金があったりするので、実質負担(保険料から還付金や返戻金を引いた額)は掛捨てよりも少なくなる場合が多いです。

賢いがん保険の選び方

7つのポイントでがん保険は選びやすくなります

7つのポイントでがん保険は選びやすくなります

がん保険の選び方としては、最初に1から3のポイントで保障の大きさや種類を絞っていき、4の付帯サービスが必要かどうかの判断もしていきます。希望する内容になってきたら、次に5から7のポイントである保険期間などを設定して保険料を試算します。試算した保険料が負担になりそうだと感じたら、保険期間を短くしたり、保険料の払込み期間を長くしたりして調整していくと決めやすいです。

がん保険によっては予め保障内容を数種類にパターン化し、選択する部分は入院給付金日額と保険期間ぐらいに限定して、選びやすくしている場合もあります。このような保険では、商品パンフレットに保険料一覧表も備わっている場合が多いです。がん保険に何を求めるのか優先順位を付けて考えると選びやすいです。

がん保険や医療保険に言えることですが、病気やケガで入院や手術をした時は、健康保険などによってある程度の経済的負担をカバーすることができます。最適な保険を選ぶ為にも、加入している健康保険の内容がどのようになっているか、一度確認しておくと良いでしょう。

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