がん保険は新商品が続々登場し、保障内容は時代と共に変わってきています。また、がん治療の方法なども変わってきています。そのような状況下では、もしかしたら加入したがん保険だけが時代に取り残されてしまっているかも知れません。

加入したがん保険が、安心できる保障内容であり続けるにはどうしたら良いか考えてみました。

ひと昔前のがん保険は?

がん保険の保障は見直した方が良いのかな?

がん保険の保障は見直した方が良いのかな?

がんを保障する保険は、がん保険(主契約)やがん保障特約などがありますが、実は10年ほど前までは、がん保険を取扱いしている保険会社がかなり限られていました。日米の保険協議によってがん保険を含めた第三分野の商品を日本の大手生命保険会社が取り扱う事を認めていなかったからです。

その為、日本の大手生命保険会社は死亡保障に特約という形での保障を強いられていました。現在では規制がなくなり、多くの生命保険会社に限らず損害保険会社までもが、がん保険を取り扱うようになりました。

そのような時代背景によって、10年程前まではがん保険のシェアは外資がほとんど抑えていましたが、競争が少なかったので、保障内容は今のがん保険と比べたら、かなり物足りない内容になっています。

入院日数は短期化傾向 

少子高齢化の影響で医療財政が厳しい事や、諸外国に比べて入院日数が長いこともあって、入院(在院)日数は短くなってきています。また入院しないがん治療も考えられます。その為、がん保険の主な保障である「がん入院給付金」から受取れる給付金額は減る傾向にあります。加入時には適切な保障であっても、今は適切な保障でないかもしれません。

治療費は上昇傾向

医療技術の進歩などによって、がん治療の費用は増加傾向にあります。特に先進医療に該当している陽子線治療や重粒子線治療などは技術費だけで300万円ほどになります。その一方で、ひと昔前のがん保険には「がん手術給付金」の保障が付いていないがん保険もあり、手術給付金保障があっても全然足りないこともあります。そのような保障内容では、がんになった時にほとんど役立たないがん保険になってしまっているかもしれません。

備えておきたいがん保障は?

入院給付金や手術給付金で十分な備えができなくても、それを補う保障があれば良いのです。例えば、現在多くのがん保険に備わっている「がん診断給付金」があると保障として心強くなります。がん診断給付金は、がんと診断された時(診断されて入院を開始した時の場合もあり)に一時金として受取れる保障です。多くのがん保険では、給付金額が100万円や200万円のようにかなりまとまった額の設定になっているので、仮にがん入院給付金やがん手術給付金が十分でなくても、不足分を十分にカバーできるはずです。

先進医療保障も付けておきたい

最近は、医療保険やがん保険に先進医療保障の特約を用意している商品が増えてきています。がん保険につける場合は、がんの先進医療に限りますが、陽子線治療や重粒子線治療を受けるにあたって、とても心強い保障となります。先進医療の実際の施術数はまだ少なく、施術に適した部位も限られますが、今後治療法のひとつとしてより確立されていくことは十分考えられます。
先進医療保障の特約は現在保険料がとても安価なこともあり、がん保険か医療保険に是非付けておきたい保障と言えます。

がん保険の保障見直しのポイント

今まで述べてきたように、これからのがん保険の保障は「がん入院給付金」と「がん手術給付金」だけでなく、「がん診断給付金」や「がん先進医療保障特約」も併せて備えておくとより安心できそうです。

またがん保険によっては、健康相談やセカンドオピニオン紹介サービスなど、保障以外のサービスが付帯されています。体に異変を感じたときや、治療方法に疑問が生じたときなど、とても頼りになるサービスです。ガイドも24時間対応可能な健康相談に電話して、症状や対処方法について適格なアドバイスをもらったことがあります。これらのサービスは基本的に無料で受けられるので、サービスが備わっているがん保険を選ぶこともポイントのひとつでしょう。

保障をたくさん付ければより安心できますが、当然支払う保険料に影響します。どの保障があるとより安心できるのかや、保険料と保障のバランスはとれているか、加入しているがん保険に保障を付け足すのと新たながん保険に加入するのとでどちらが良いのか等をポイントに見直しをしてみて下さい。