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ポータビリティでPNDを選ぶなら?(3ページ目)

いま人気のPNDは、ポータビリティも魅力のひとつ。旅先で借りたレンタカーでも使い慣れたPNDを使いたいという観点で選ぶなら?

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

最も携帯性に優れたPNDはガーミンに決定!

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ガーミンnuvi250。海外で使えるのも魅力
その他、もろもろのことを考えると、もっとも携帯性に優れていると思えるのはガーミンだ。ソニーも、取り付けスタンドがちょっと大きいことを除けば、携帯できるサイズだ。そのあとに続くのがクラリオンやMio等の吸盤式取り付けスタンド採用モデル。それ以外は、旅行に携帯することも視野に入れてメモリーナビ&PNDを選ぶなら、あまりおすすめしない。

ガーミンの良さは、国内だけではなく、海外でのドライブでも使用できること。もっとも海外で使用するには、別売りのマップソースが必要で、これが結構な価格だが、今のところ海外でも使用可能なPNDはガーミンだけだ。

GPSだけで自車位置を割り出しているわりには測位性能も上々。もちろん、トンネルに入ると、GPSの信号が受信できなくなった時点で自車マークの動きは止まるが、トンネルを抜けてGPSの信号を再補足したときの復帰能力が群を抜いて速い。そのため、トンネル内で分岐するとか、よほど特殊な場所じゃない限り、迷うことはない。実用上、問題がないレベルで使える。

総合力に優れたソニーも携帯性良好

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別売りのビーコンユニットを用意。渋滞に強いPND
ソニーはPNDのなかで唯一、光/電波ビーコンに対応しているのが魅力。ほかにFM多重のVICS情報が取得できるモデルもあるが、FM多重のVICS情報は、県単位の広範囲な情報だから、細かい部分まではわからないし、渋滞を回避するリルートも行わない。しかし、光/電波ビーコンのVICS情報を受けられるソニーのPNDなら、渋滞回避オートリルートができるのだ。

また、スリムなボディの中にさまざまなセンサーを搭載し、測位性能を向上。トンネル内でも自車位置が動くし、トンネル内に分岐がある特殊な道でも、走行中の道を正確にトレースするのには、正直驚いた。ハイブリッド測位の高性能ナビにも匹敵する測位性能である。また、ソフトウェアのファームアップにより、これまで矢印表示だけだった交差点案内が、拡大図も出せるようになった。

メモリーナビ&PNDを選択する際の優先項目は人それぞれだと思う。たとえば、ワンセグ受信が必須なら、ガーミンとソニーは真っ先に候補から外れる。そのように、必要な機能を考えたときに、携帯性も重要と思えたら、ガーミンやソニーは、ベターな選択だと思う。
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