VW(フォルクスワーゲン)/パサート

高級というより上質 パサート ヴァリアント(3ページ目)

やや大きめなボディを持つのパサート ヴァリアント。それは上質でリラックスできる快適なワゴンだった。

執筆者:松本 明彦

上質な雰囲気のインテリア

長距離でも快適な広いリアシート。もちろんリアも、3名分のヘッドレストと3点式シートベルトを備える。

ダッシュボードは、大きな屋根のようなアッパー部に、Tの字のロアー部が組み合わされる造形。V6 4MOTIONでは、このダッシュボードやセンターコンソールに本物のウォールナットウッドパネルが使われ、ブラックまたはベージュから選べるインテリアカラーにコントラストをつける。シートやシフトノブはレザーだ。しかし決して華美ではなく、上質な雰囲気だ。

Tの字のウォールナットウッドパネル。
つかみやすいドアグリップ。ひじを置きやすいアームレスト。流れるようなライン。

エンジンのスタートは、金属キーがないリモコンキーをダッシュボードのスロットに挿し、押し込むだけ。一連の動作に無駄がなく、洗練されている。パーキングブレーキも、レバーもペダルも使わないボタン方式。センターコンソールのオートホールド機能をオンにすれば、ブレーキを踏み続けなくても停止状態をホールドしてくれる。運転操作や動作を少なくすることで、リラックスさせ疲労感を減らし、安全性にもつながる好印象の装備だ。

リアサイドには、高級車お約束のブラインドも装備。ブラックのインテリアでも上半分は、開放感のある明るいオフホワイト。
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