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ユーロRも2ケタ万円から! ホンダアコード(2ページ目)

ミニバンやコンパクトカー人気の日本に見切りをつけ、まさにサッカーのホンダ(本田圭佑)選手のごとく、欧米市場に本気で挑んだホンダアコード(旧型)。日本の中古車市場ではとても安い価格で狙えます。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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ホンダ開発陣の心血が注がれたユーロR

ホンダアコード ユーロR フロント
旧々型に追加設定されていたユーロRの5MTに対し、約20%の軽量化を実現した6MTを搭載するなど、ホンダらしいスポーツマインドが凝縮されたユーロR。当然ながら足回りも専用チューンが施されています
ホンダと言えばNSXをはじめ、シビックやインテグラに設定されたタイプRシリーズが有名ですが、ユーロRはアコードのみに設定されたスポーティグレード。6代目アコードに追加され、この7代目ではフルモデルチェンジ時からラインナップされていました。残念ながら8代目の現行アコードには設定されていません。

タイプRがサーキット走行を可能としたモデルであるのに対し、ユーロRはあくまで日常の使い勝手をメインに、その中で「走る歓び」を追求した、いわば大人のスポーツモデルです。ボディに刻まれた「R」の文字はタイプR同様、赤く染まっていますが、タイプRのものとは異なります。

とはいえ、普通のアコードとは見た目からして異なり、専用のグリルやバンパー、サイドシルガーニッシュ、17インチアルミホイール、チタン調バックレンズなどが奢られています。インテリアでもフロントはレカロ製バケットシートやMOMOの本革巻きステアリング、アルミシフトノブなどを装備し、乗る者の「その気」をあおってくれます。

ホンダアコード ユーロR インテリア
レッドイルミネーションのメーターはユーロRならでは。シフトノブだけでなくペダルもアルミ製となります。スポーツマインド満載ながら、スーツを着ていてもサマになるインテリアです
エンジンは、低回転から高回転まで小気味よく回る専用2L自然吸気エンジン。タイプRと違い、上質なフィーリングも求めたというこのエンジンには、8000回転を超える高回転エンジンに、あえて二次バランサーをつけることで振動を低減。開発陣にとってはここがかなりの難関だったようです。

もちろん、ホンダ開発陣の情熱が惜しみなく注がれたのはエンジンだけではありません。例えばクラッチは軽量化を行いつつ、8000回転という高回転での強度と信頼性を確保し、さらに静粛性や振動低減を両立させています。またシフトのストローク量やシフトノブの位置までこだわっています。

……まぁ、ホンダという会社は、スポーティグレードを与えると黙っていてもこうして心血注いで作り上げてきますから、ここで事細かに書く必要はないかもしれませんね。そんなユーロRも、2ケタ万円から十分狙うことができます。私のように40歳を過ぎていると「いまさらタイプR?」なのですが、このユーロRなら無理なく着こなせるMT車。峠道は当然楽しいでしょうが、高速道路でもシフトをわざと1段落としてから踏み込んでみたりと……楽しそうです!

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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カーセンサーnet
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