S320にもクラウンにもない贅沢な時間が流れる室内
フロントの2席には腰椎部をマッサージしてくれる機能と、内蔵された8個の小型ファンによって座面と背もたれに空気が送られ、シートの温度と湿度を快適に保ってくれる機能が付いています |
最上級クーペにふさわしい丁寧な仕上げの本革(CL600はよりやわらかいナッパ・レザー)は、シートだけでなくアームレスト、インパネ、ドアトリム、サイドドリムにと、惜しげもなく使用され、またウォールナットパネルは随所にあしらわれています。オートエアコンは左右独立なだけでなく、センサーにより太陽の位置に応じて空調を調節するという快適機能を装備。そのほかBOSEサウンドシステム、クルーズコントロールなども当然のごとく標準装備しています。
全長が5mちょうど、全幅1855mmという巨艦にもかかわらず、リアは贅沢にもセパレートタイプの2座のみ。贅沢な時間を共有できるのはわずかに乗員定数の4名のみということです。後席へのアクセスは前席がスライド&背もたれの傾斜が電動で行われるのはもちろん、2枚の大きなドアは、ただ横に開くのではなく、前方にズレながら開くヒンジ機構を持つため、狭い場所での乗降性を高めています。
見よ、この贅沢な後席を。可倒式センターアームレスト内にはカップホルダーはもちろん、「救急箱」が標準装備されているのです。こんなデフレの時こそ高くて良いものを買って、贅沢な時間を楽しみたいものです |
ちなみに2002年11月には5.8L V12は5.5Lとなり、代わりにツインターボを備えることで最高出力500ps/最大トルク81.6kg-mというオバケエンジンに、また2003年11月には5L V8のCL500が当時量産車としては世界初の7段ATを備えるなどのマイナーチェンジが行われています。それでもマイチェン後のCL600は345万円から、CL500は258万円から見つかります。上記変更時の新車時価格がCL600で1630万円、CL500が1235万円ですから、2003年式や2004年式ということも考え合わせると十分お買い得感があります。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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