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スマートSUV・エアトレックが22万円から!(2ページ目)

SUVといえば今どきはオフロードよりオンロード。そんな時代の要求を8年前から叶えていた三菱エアトレックだが、実は一時日本市場から消えていた。そして今、ようやく50万円以下から選べるように…。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

ランエボと同じ心臓で駆け抜けるSUVも50万円以下!

三菱エアトレック ラゲージ
後席は左右6:4分割可倒式。前へ倒すとラゲージのフロア面とフラットとなり、約2.4mの長尺物を積むことができます。またラゲージフロア下にも収納スペースがあります
エアトレックがデビューする1年前の2000年3月にダイムラークライスラー(当時)の傘下に収まったこともあり、彼らの声が反映されだしたMC後のモデルなどは、正直そのフロントマスクに「?」が付きましたが、MC前のモデルは、当時のランエボやパジェロなどに比べるとスッキリしすぎてアクのないスタイルでした。そのスッキリさが、販売になかなかドライブがかからなかった要因かもしれませんが、しかし今見ると逆にスマート。スタイルはクロカン風を残すライバル・エクストレイルとは一線を画し、ボディの厚みを抑え、まさに「ステーションワゴンの足が伸びて背が少し高くなった」感じです。

エクステリアだけでなく、インテリアもスッキリ&スマート。インパネガーニッシュやシートは2種類のコーディネートがありました。一つはカジュアル内装と呼ばれ、インパネガーニッシュをテラコッタ調カラーに、シートやドアトリムにも同色をアクセントで入れています。もう一つはジェントル内装といい、ブラック木目調パネルにツートーングレーカラーのシートとなります。さらにオプションでラグジュアリー内装というものがあり、ライトブラウン木目調パネルに本革シートなどが組み合わされます。

またターボRは、ブルー基調のインパネガーニッシュを基本にしたエレガントスポーツ内装と、ブラックで統一されたエモーショナルスポーツ内装の2種類がありました。また標準車に対し、フロントシートはセミバケット風の専用シートとなります。

三菱エアトレック ターボR
名機4G63型を積むターボR。ランエボVII GT-Aと同じ5ATを載せ、ステアリングスイッチも備えます。ここでは書ききれませんが、本文のフロントロアアーム以外にも、さまざまな「走るための」細かい改良が施されています
ラゲージは広く、スクエアで使いやすいもの。トノカバーも付いています。とはいえ、ライバルのエクストレイルと比べれば、アウトドア仕様の装備に乏しいのは事実。しかし、そもそもこの車は「アウトドア」ライフよりも、「シティ」ライフに重きを置いたもの。前述のこだわりの内装をはじめ、ステーションワゴンに近しいスタイル、そして乗り心地などはまさにそう。「とはいえ、いざとなったらオフロードも三菱車ですから軽々走れますよ」という車なのです。

逆に、ランエボと血の繋がっているターボRは、まさにオンロードをスポーツカーのごとく駆け抜けられます。名機4G63型は最大出力240psにあえて抑えられつつも最大トルクは35.0kg-mと、このクラスとしては強大な力を発揮。またノーマル車に対し専用スポーツサスペンションを装備して10mmローダウンしたボディは、ボディ剛性までも専用に高められています。さらにはランエボVII同様にフロントロアアームバーまで追加されているのです。そんなターボRでも、もう50万円以下&10万km以内&修復歴なしで見つかります。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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