25万円から選び放題！旧型レガシィ(2ページ目)

数ある特別仕様車をあえて狙ってみると楽しい

WRC用の専用ブルーにゴールドのアルミホイール、シートはブルーのアルカンターラと黒の本革からなるバケットタイプなど、専用装備満載のWRリミテッド

熟成という言葉がまさに当てはまる旧型は、初代から数えて４代目となります。エンジンの搭載位置を下げて低重心化することやシャーシの剛性アップ、ターボエンジン車にはコーナリング時などでのエンジンの横揺れを抑えるリニアモーションマウントを採用……あらゆる手を尽くしたおかげで、ヨーロッパのプレミアムカーと同等の走行性能と評価されるほどになりました。

実際、カーセンサー編集部では一時期3Lの中古車を社用車として使っていたのですが、とにかくロングドライブがとても快適。朝早く、夜遅くまで走ることの多い編集部員ですが、そんな我々にいつも優しく、そして楽しいドライブを提供してくれました。

S402はフレキシブルタワーバー、触れキスブルロアアーム、専用チューンを施したVDCなど、言わば究極の「tuned by STI」。走りの違いが分かる大人のためのグランドツーリングカーです

そんな名車ですから、好きな物を選んで正解、と言ってしまえば終わりですが、個人的には数ある特別仕様車をオススメします。種類も豊富で、本革やパワーシートなどのオプションを特別装備した軽～いものから、SIドライブやアイサイトなど最新技術を投入したもの、欧州デザイン会社と共同開発したパーツをまとう人気のブリッツェンや、スバル車のスポーツ性を最も熟知しているSTIによる「tuned by STI」など幅広い特別仕様車があり、選ぶだけでも楽しくなってきます。

個人的にイチオシしたいのが「WRリミテッド」。日本で初めてWRC（世界ラリー選手権）が開催されたのを記念して2004年に、次いで2005年にも登場した期間限定車です。昨年末にWRCからの撤退を表明したスバルですから、今やSWRT（スバルワールドラリーチーム）のオーナメントを付けた、チームカラーのブルーをまとうモデルなんて、もう出ないかも!?　それが今なら22台、100万円から見つかります。

もう一台は、S402。これは2008年5月に402台限定で販売されたもの。ノーマルにはない2.5Lのツインターボ（同時期のアウトバックにあります）を搭載し、STIが「究極のグランドツーリングカー」を目指して作り上げた魂の一台とも言うべき車です。デビューしてまだ1年ちょっとしか経っていませんが、それでも2台見つかりました。新車時549万1500円が478万円から見つかります。

……と、タマ数があるだけに、選んでいると「あ、あれも！」「お！こいつは！」なんて発見があり、それだけでも楽しくなってくるレガシィツーリングワゴン。今はまさにお買い時です。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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