ドイツ車だと思って買ったら日本車だった、みたいな一台
大きなスピードメーターは200km/hまで刻まれています。またセンタークラスターにあるカップホルダーは押すとウニュっと出てくるVW風 |
産物は、まだまだたくさんあります。まずシートがかなり大ぶり。ドアを開けて室内に目を落とすと、小さなボディにみっちりとシートが詰まっています。しかもこのシート、ふわふわな日本的なものではなく、ドイツ車風の硬めなもの。足回りのしっかりした剛性感と相まって、スズキが日本市場でメインターゲットとした女性からは、ディーラーの周りをクルッと試乗する程度では「なんか硬いしー」と苦情が出ると思われるほどです。
そう、乗り心地はまさにドイツ車。街乗りだけでなく、アウトバーンをドーンと走っても何の問題もないでしょう。実際、これで高速道路を大人3人で走行したことがありますが、まさにドイツのコンパクトカーに乗っているのと同じでした。オペル車のバッジが付いても何の違和感もありません。ドイツ車を買ったつもりが、エンジンルームを開けてみたら日本製だった、なんだ故障を気にしなくてもいいじゃん…とまぁ、そんな一台です。
シートとドアトリムはツートンカラーで、写真のターコイズのほかに、ブラックとブルーがあり、ボディカラーによって決まります。またリアシートの背もたれを倒すと座面がダイブして下がるので、ラゲージと水平な空間を作れます |
安全装備の充実ぶりも、欧州ターゲット車ならでは。運転席&助手席だけでなく、フロントサイド、カーテンと6つのエアバッグが標準装備です。また後席の中央席にもヘッドレスト&三点式シートベルトを完備。
10・15モード燃費で18.6km/L。エコカー減税の対象車です。それが1年も経たないのにもう40%オフ…。値落ちまでオペル車並です。まぁだからこそ、エコカーブームの中で人知れずお買い得になっているわけですけれど。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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