ブームの中でもGSハイブリッドは半額以下！(2ページ目)

異次元の加速感と高級車らしい充実した装備

一見タコメーターに見える左のメーターはハイブリッドシステムインジケーター。低燃費走行を示す「ECO」エリア、エネルギー回生時を示す「CHARGE」エリアなどがあります

そもそもハイブリッドカーならみな同じ、「要はプリウスの高級版でしょ？」なんて思っていませんか。ユニクロのポロシャツと、イタリア高級ブランドのスーツの生地が違うように、このハイブリッドシステム（２段変速式リダクション機構付のTHS II ）は、プリウスのものとは少し考え方が違います。GSハイブリッドのそれは10･15モード燃費で14.2km/L を確保しつつ、パワーをエンジン＋モーターでガツンと出すというもの。例えば追い越し加速での数値でいえば、40→70km/hが2.4秒　発進加速(0→100km/h)が5.6秒という駿馬です。

数字では少しわかりにくいですね。それではこう表現してみます。プリウスの加速が「1.8Lエンジンだけど2.4L車並の加速」なのに対し、GSハイブリッドのエンジンはそもそも、2.4Lを大きく上回る3.5L。それにモーターの力が加わって、まるでSF映画のワープの世界です。プリウスがスペースシャトルなら、GSハイブリッドは宇宙戦艦ヤマトか、エンタープライズ号。

写真はガソリン車のインテリア。とはいえ、ほとんど同じです。高級車らしくベースグレードで本木目パネル、HDDナビゲーション、プレミアムサウンドシステム、バックモニター、ETCユニットなどが装備されています

実際、高速道路でちょっと踏んでみると、遠くにあったはずの景色があっという間にサイドウインドウへグワッと流れていく様に驚くことでしょう。スッと、ではなくグワッと、です。モーターの立ち上がりはエンジンに比べて早いですから、まるでスイッチが入ったかのように目の前の風景が“瞬殺”されていきます。

この加速力だけでも、一生に一度は味わっておきたいパワーです。大排気量ガソリンターボ車とも違う、この立ち上がりの感触は、病みつきになります。

もちろん高級車、しかもレクサスです。快適この上ない乗り心地、そしてしつらえ。電動チルト＆テレスコや電動パワーシート、ニーエアバッグをはじめとした各種エアバッグなど装備は充実。さらにナビと連動して、先にある道路情報を読み取り、ショックアブソーバーの減衰力を自動制御するNAVI･AI-AVSも標準装備です。また、先ほど最安値で取り上げたバージョンLなら本革シートになるのはもちろん、ドライバーの顔の向きや車両前方を感知して、もし衝突の危険性があるなら警報ブザーがなり、それでも危険がさらに高まったら警報ブレーキまで働くシステムまで付いています。

それなのに、3年落ちでもう半額以下。プリウスの新車より高いと思うかも知れませんが、プリウスには上記装備のほとんどが、願っても付けられないのです。一生に一度、高級車を、しかも宇宙戦艦ヤマト的な加速力を併せ持つセダンに、乗ってみてはいかがですか。この大バーゲン中に。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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