6人すべてが長距離ドライブを苦にしない作り込み
他のメルセデス・ベンツのサルーンに比べたらプラスチッキーなインパネ。でも100万円以下で買うなら何の文句もありません。むしろ道具っぽさが増すというもの。サイドブレーキはセダン同様、運転席左脇にあるレバーを引くタイプです |
リアサスペンションはVクラス専用のエアサスペンション。それだけでなく、しっかりと「メルセデスの仕事」がなされていますから、乗ればまさにメルセデス・ベンツ。3列目に座ったとしても長距離ドライブで何の苦痛も感じません。それはドライバーも同じこと。他のメルセデス・ベンツと同様、運転の疲れを感じさせません。ヨーロッパでは東京~大阪以上の長距離をみんな当たり前のようにガンガン走ります。当然それに対応できる性能が備わっていますから、日本ではオーバースペックだとすら感じてしまうほど。
シートは脱着可能なだけでなく、このように向きを変えることもできます(安全のため駐車している時だけOK)。3列目シートにはオプションで、写真のような折りたたみ式テーブルも用意されていました |
ちなみに同じように道具車としての1BOXにトヨタハイエースがありますが、実はこれ、大人気の一台です。ハイエースのほうが新車時価格は低い(227万~345万円)にも関わらず、中古車は同年式&同走行距離で比べるとVクラスとほぼ同じ価格です。そう考えるとますますVクラスのおいしさが際だちます。
先ほど言ったように出来れば趣味も同時に楽しんで欲しい一台。例えば、ロングボードに夢中で年中黒く焼けた40代が、Vクラスを道具として使い倒す、なんてカッコイイじゃないですか。あるいは、いつも友達とワイワイ海や山へVクラスで出かける20代、というのもサマになります。それらを十分に可能としてくれるのが、100万円という価格。これが390万円(デビュー時のV230の新車時価格)の車を無理して買いました~だと途端に、歳を顧みず若者ぶる40代のサーファー、パパの車をちょっと借りてきた20代となってしまうから不思議です。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。100万円で十分あなたの生活を彩る一台が見つかります。一度、探してみててはいかがでしょう。
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