2.2リッターもなかなかの走りを見せる




油圧式のパワーステアリングは406のV6に似ていて、低速ではかなり軽く、速度を上げるとだんだん重くなっていく。レスポンスのよさはプジョーならではで、スポーツモードを選ぶとさらに鋭くなる。切った瞬間はV6を積むノーズの重さを感じる。でも、コーナーに入ってからはフロントもリアも、とにかく粘る。しかもただ限界が高いだけではなくて、タイヤのグリップの状況がしっかり手に伝わってくるのだ。だから安心して楽しめる。



SW2.2スポーツに乗り換えると、シートカラーがエグゼクティブのベージュから、オプションで選べるブルーになったのに、室内が明るいことに気づく。307SWと同じように、パノラミックルーフを標準装備しているからだ。307SWのように、ルーフの端までめいっぱいガラスにしているわけではないけれど、サンルーフとは別次元の開放感が味わえる。グラスルーフ好きの自分は、まずはこのルーフでSWを選んでしまいそうな感じだ。



4気筒エンジンは406スポーツと同じ。これに406V6と同じZF製4速ATを組み合わせている。こちらも1630kgとかなりの重さなので、上り坂ではアクセル全開になってしまうものの、流れに乗るぐらいなら不満はない。バランサーシャフトつきなので、吹け上がりは4気筒としてはけっこうなめらか。音はたしかにV6に比べれば大きめだけれど、澄んだ音色なので気にならない。ただ、ATはやっぱり4速ではなく、V6と同じ6速にしてほしかったところ。そう思ってしまうほど、このクルマのハンドリングはすばらしいのだ。