プジョー/プジョー

ロードインプレッション プジョー407セダン&SW・2

プジョー407インプレッションの2回目は、試乗編。セダンの3.0とSWの2.2、ボディもエンジンも違う2台に乗って、違いをチェックしてみた。

執筆者:森口 将之


電子制御ダンパーが秀逸な乗り心地を実現!



前回の記事で書いたように、今回試乗したのはセダンのエグゼクティブ3.0と、SWスポーツ2.2。最初に乗ったのはセダンだ。V6エンジンは、バリアブルバルブタイミング(VVT)、デュアルモードアクティブサイレンサーを採用して、パワーもトルクもややアップ。車重は1650kgとかなりの重さだが、ATが6速になったおかげもあって、スタートダッシュは406のV6より力強く、追い越しもレスポンシブにこなせるようになった。



それでいてこのエンジンは、4000回転を越えるとコーンという心地よいサウンドを響かせながら、レッドゾーンまでスムーズに吹け上がる、回して楽しい性格。だからこそ、6速になったことがありがたい。ティプトロニックは、4速だとエンジンブレーキぐらいしか使う気にならなかったが、今度は積極的にマニュアルシフトしたくなる。それでいて、Dレンジでクルージングするときにはびっくりするほど静かだ。



3.0は、プジョーとカヤバが共同開発した電子制御ダンパーを装備している。乗り心地は、細かい段差などは正直に伝えることもあるのだが、大きめのうねりはジワッと吸収して、プジョーを実感させてくれる。運転席のスイッチでスポーツモードに切り替えても、そんなにガチガチにはならず、むしろ姿勢がフラットになるので、個人的にはこちらのほうがいい印象だった。
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