カングー4×4は昨年のカングーのマイナーチェンジと同時に発表されたモデル。成り立ちはセニックRX4に似ていて、最低地上高は200mmまで上げられ、リアサスペンションはRX4と同じトレーリングアームとコイルスプリングを組み合わせたものに変更。フロントサスも強化されている。4WDシステムは前輪が滑ったときに後輪にも駆動力を伝えるスタンバイ式。前輪にトラクションコントロールがつくのもRX4と共通だ。
エンジンは1.6リッターDOHC16バルブのガソリンと、1.9リッターのコモンレール式直噴ディーゼルターボ(ルノーではdCiと呼んでいる)。トランスミッションはいずれも5速MTのみだ。グレードは2WDと違い、オーセンティックとアルティカの2タイプ。アルティカはSUVっぽい仕立てを施した4×4専用グレードだ。今回試乗したのもこのアルティカで、エンジンは1.6ガソリンだった。