ただし、グレードによっては、そのダッシュボードやドアトリムは豪奢な皮革で覆われていたりするから、雰囲気はけっこう別物。特にダッシュ回りは、シフトベースあたりを工夫することで、スペシャリティな雰囲気さえ漂わせている。素材も違うのだ。
来年5月に日本導入が予定されているのは2グレードだ。右ハンドルの2.0JTS+セレスピードと、左ハンドルの3.2V624+6MTである。本国にはその他、1.8Lツインスパークや1.9Lマルチジェットディーゼルがある。
・18インチにブレンボブレーキ、2本出しエンドパイプがV6モデル
・前に少し小さめのローター、17インチ、楕円エンドパイプはJTS
まずは、アルファGT版のGTAともいうべき、3.2LV6モデルだ。日本に導入されるのかどうか、例のダッシュまで本革で包みこまれている。よく見ると、ドア内張のポケット内側はアルカンタラ(もしくは裏革)のようだ。当然、ハンドルやシフトノブ、シートも革である。ちなみにシートの形状はGTA用のそれとは異なり、いずれのグレードも147系だ。(もちろんスポーツシートをオプションで選ぶことはできるのだろう)
・豪華なフルレザードアトリム
座ると、目の前は、豪華な雰囲気以外、正しく147だ。シフトベースあたりがオリジナルデザインとなり、GTのロゴが入る。ここの両側にはニーパッドがあり、なかなか機能的。とはいえ、新型車というのに落ち着いた雰囲気でいられるのは、見慣れた風景であるせいか。
・300km/hスピードメーターはV6モデル専用
試しに後方視界を確認してみると・・・。これが、狭い!フェアレディZ32なみの薄さ。バックミラーの半分ほどしか視界がない。そのためか、試乗車にはアルファには珍しいバックソナーが付いていた。
・狭いです。後方視界・・・
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