テレビ/テレビの基礎知識

今さら聞けない? でも聞きたい地上デジタルの基礎知識(2ページ目)

制度継続は怪しくなりましたが、エコポイントの追い風で、地デジ対応テレビの売り上げが3割も増えたとか。皆さんは地デジをもうご覧になっていますか? アナログ停波とデジタル移行まであと1年10ヶ月。でも、意外に知られていないことが多いのです。今さら、だから知っておきたい地デジの基礎知識です。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

デジタル放送は私の家で見られるの?

まずお住まいの地域で地デジ受信ができるかどうかを調べてください。総務省の「DPAホームページ 地上デジタル放送受信のめやす」で概略がつかめます。もし受信可能地域でない場合は、電話で「いつごろ見られるのか」を問い合わせてください。中継局の設置状況について親切に教えてくれます。

ただし、注意しないといけないのは、デジタルといっても地上波ですので、受信可能地域であっても、建築物や地形の障害で映らないこともあります。そういうときはCATVで見るか、新たに中継基地ができるのを待つか、スカイツリーの完成を待つしかないのです。

【関連サイト】
DPAホームページ 地上デジタル放送受信のめやす
総務省 地上デジタルテレビジョン放送受信相談センター
TEL:0570-07-0101 IP電話等、ナビダイヤルがつながらない場合は、03-4334-1111


デジタル放送は直接(アンテナ)受信以外に見る方法はあるの?

直接受信以外では、CATVでご覧になっている方が多いようです。CATVにはトランスモジュレーション方式(CATV局独自の周波数に変調)とパススルー方式があり、前者の場合STB(セットトップボックス)が必ず必要、後者の場合、大半の地デジ対応テレビだけで視聴が可能です。

光テレビでも地デジが見られますが、オプション契約が必要です。また、テレビ内蔵の光テレビチューナーは、専門チャンネルにのみ対応し地デジが受信外の場合が多いようです。


東京タワーから東京スカイツリーに変わったら、
デジタル放送はどう変わるの?

東京スカイツリーはデジタル移行同年の「2011年中」に竣工予定です。立地が大きく異なっているため、東京タワーにアンテナを向けている大半の家庭で方向の調整が必要になることが考えられます。

東京以外でも、地域によっては既存のUHF局(中継施設)と新に作られたデジタル送信施設の立地が異なっている場合があり、既存UHF局にアンテナを合せている場合は、デジタル送信施設に向けてのアンテナの方向調整が必要になります。


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