中学受験/中学受験の志望校選び・学校情報

洛南高等学校附属中学校(2ページ目)

弘法大師により設立された日本最初の私立学校「綜芸種智院」の建学の精神に基づき設立された洛南高等学校附属中学校。全国屈指の進学校で、学校生活の規律もきっちりとしているのが特徴です。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

 

通塾せずとも難関大学に合格。充実の学習指導

関西の最難関私立学校の一つである洛南。最難関私立学校の中には、生徒の自主性を尊重する学校もありますが、洛南の学習指導は質・量ともに充実しており、同校の学校カリキュラムを習得していけば、最難関大学に合格するだけの学力がつきます。

最難関校にしては珍しく、進路指導部はなし。その代わり、中学入学から高校までの6年間担任がつき、年間5回から10回の面談を実施。早い段階から志望校・学部選びを生徒と担任が一緒になって考えていきます。

日頃の修練の賜物。俳句甲子園で準優勝

充実した学習指導だけではなく、学校行事やクラブ活動が盛んなのも洛南の特色。中学入学直後の高野山でのオリエンテーション合宿、6月のバレーボール大会、7月の水泳大会、1月の長距離大会、3月のスキー合宿など、ほぼ毎月のように大きな行事が予定されています。

クラブ活動も盛んで、中学生の約9割がクラブ活動に参加。洛南高等学校は、2009年度俳句甲子園全国大会で惜しくも決勝戦で敗れましたが、俳句創作部が準優勝という輝かしい成績を収めています。

毎年8月に愛媛県松山市で開催される、この俳句甲子園全国大会。俳句甲子園の試合は1チーム5人の団体戦で行われ、俳句の俳句力と鑑賞力との総合点によって勝敗を決します。俳句を作るだけではなく、両チームそれぞれの俳句に対して質疑応答を行う試合方式で、俳句などの知識に基づいて議論を展開できるか否かが勝敗のポイント。そういった意味では、俳句甲子園はいまの高校生に不足していると思われている「創造力」と「意思表示力」を醸成する絶好の機会。洛南の生徒が日頃、上記2点を意識して学校生活を送っているという証が準優勝という結果に表れているのでしょう。

 

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