もう一つは直列4気筒1.8・エンジンだ。これは156に搭載され好評を得ている150馬力ツインスパークと同じもの。何故か147ノーマルバージョンには採用されなかったが、よりスポーティーなグレードとなる“スプリント”の登場によりようやく147に搭載されることになりそうだ。ベストバランスエンジンは温存してあった、ということか。
156GTAに搭載されるエンジンがGM製になるかもしれない、という情報が駆けめぐっているが、この147スプリントの場合は、現在のところフィアット-GMの協力関係がいかなる開発に関与しないと言われている。ということは、156GTAの3.2Lエンジン問題も杞憂に終わるかも・・・。
メカニズムに関しての情報はごく少ないが、サスペンションは4輪独立でリアがマクファーソン式が採用される予定だ。もしかすると新たなコイルとアーム(軽量高剛性)に変更されるかもしれなが、多くのパーツはすでに147や156で実績を上げている現行ものが流用されると見込まれている。
先日のムゼオアルファのオープニングパーティの席上で、フィアットアウトの幹部は、「GTAモデルを続々デビューさせる」と明言していた。156GTAに引き続き、147GTA(スプリントGTA?)や147スプリントのことを指してのことだろう。
いずれにしても、2002年もアルファロメオの新型車から目が離せなくなりそうだ。
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