プジョー/プジョー

値下げもアリ!プジョー2010年モデルに試乗(2ページ目)

2010年を迎えるにあたって、プジョー各モデルに、装備の見直し、グレードの整理、価格の引き下げなどの変更が実施された。中でも207シリーズのマイナーチェンジは魅力的な内容。さっそくチェック。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

1.6L+4ATよりも好印象の1.4L+5RMT

マイナーチェンジで、「オートクローズ機能」、「ワンタッチ・ウィンカー機能」、「クルーズコントロール(Style 1.4を除く)、リアおよびリアサイドガラスに「スーパーティンテッドガラス(Pemium、Cielo)、「照明付きバニティーミラー(Pemium、Cielo)」など充実した装備が与えられた
ここはスポーツカー&オープンカーの場ではありますが、今回は、とくだんスポーティモデルというわけではないものの、さらなる低価格を実現した気になる存在「207Style 1.4」についてお伝えします。

新デザインのホイールキャップは、一見アルミホイールのような巧みな造形207シリーズのエントリーモデルであるStyle 1.4は、従来のスペックを継承し、1.4Lエンジンに5速RMT(ロボタイズド・マニュアル・トランスミッション)を搭載しています。また、新デザインの15インチホイールカバーが装着されています。

乗ると、別の機会に乗った1.6Lエンジン+4速ATの組み合わせよりもむしろ好印象。エンジン出力は十分で、しかもギア比がちょうどよく、加速の物足りなさは感じられません。また、エントリーモデルながら、パフドルシフトが備わる点も好印象。ただし、基本はMTなので、つながってしまえばダイレクト感は好印象ではあるものの、全体のスムーズさという点では、どうしてもATと同等というわけにはいきません。とはいうものの、ずいぶんゼロスタートや坂道発進も扱いやすくなっていることには感心させられました。購入検討の際は、ぜひ試乗してみることをオススメします。

マイナーチェンジでテールランプに新たにLEDが採用され、デザイン上のポイントとなるとともに、視認性の向上が図られた

乗り心地は、最近ではプジョーの足まわりも、往年の「猫足」の雰囲気がやや薄れてきた印象もありますが、このStyle1.4に関しては、タイヤのパフォーマンスがそれほど高くないこともあってか、往年の猫足と、現代的なスタビリティが上手くバランスされているように思います。正直、308シリーズよりも好印象と感じています。

次ページでクーペ407ほか
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます