VW(フォルクスワーゲン)/その他のフォルクスワーゲン車

フォルクスワーゲンのスポーティモデル試乗(3ページ目)

フォルクスワーゲンのフルラインアップ試乗会より、ゴルフGTiに追加されたピレリや、パサートバリアントR36、イオス、パサートCCなど、スポーティな趣のあるモデルをピックアップ。その楽しさをお伝えする。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

4人が乗れて開放感はバツグン

イオスは2.0TSIグレードのみの設定に。2009年~の価格は478万円
ひさびさにイオスに乗りました。従来に比べ、18インチタイヤ装着車の足まわりがスポーティになったとのことで、たしかに従来はちょっとヤワな気もしたところが、引き締まった印象となりました。ちなみに、V6エンジン搭載車が廃止となり、2LターボのFFのみの設定となったのは、少々残念ではありますが……。

このクルマのポイントは「開放感」です。オープンにするとこのとおり。複雑な動きの電動ハードトップを持ち、ライバル車よりも開口部が大きく、フロントウインドウの形状も、乗員から外界をなるべく遮らないようになっていて、より開放感を味わえます。

独自の5分割のルーフ機構を採用したことで、Aピラーの角度が浅く、ライバルに比べフロントウインドウが短くなっているため、オープン時の開放感が高い。また、走行風の巻き込みも、比較的小さく抑えられている
また、室内空間が広く、後席の居住性に優れるのもイオスの特徴です。オープンカーでは、運転席&助手席がメインで、後席はオマケ的な車種が多いのですが、イオスであれば、4人フル乗車でのオープンエアモータリングを楽しむことができます。

ルーフを閉めてもグラストップとなるそして、開けても閉めても開放感があるのがイオスです。このルーフはグラストップとしても使えるし、アウタースライディングさせることも可能です。現時点でもっとも機能的な電動格納式ハードトップを持つクーペ・コンバーチブル車といえるでしょう。それでいて、ルーフを閉じれば、開放感とはまったく逆の、クローズドルーフのような遮蔽された感覚となるのもイオスの強みです。


2009年モデルでは、バイキセノンヘッドライト、パークディスタンスコントロール、RNS510ナビ、MEDIA-IN、新デザインドアミラーハウジング、ファブリックシート、ステンレスドアシルプレートなどが変更。インテリアの装備も小変更された

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