走りを極めたスーパーワゴン
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シルバーフロントグリル、フロント&リアバンパー、リアスポイラー、ホイールハウスエクステンション、サイドスカートなど専用エクステリアを持つ。2009年~の新価格は602万円パサートバリアントのフラッグシップモデルとして、2008年夏に発売されたのが「R36」です。ネーミングの由来は、VWのプレミアムスポーツを表す「R」文字を冠し、いうまでもなく3.6Lのエンジンを搭載します。220kW(299ps)を発生するV6 3.6L FSI に、6速DSGと4MOTIONを搭載。内外装も専用に仕上げられています。
室内を見ると、精悍なブラックのインテリアに、レザー&アルカンターラのバケットシート、極太のステアリングホイールなど、まるでスポーツカーのコクピットのように仕立てられています。
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リアまわりでは、ダークテールレンズ、クロームツインエキゾーストパイプなどが与えられる。専用スポーツサスペンション、アダプティブシャシーコントロール、ブルーブレーキキャリパー、235/40R18タイヤなどを装備 |
狭角V型エンジン(バンク角10.6度)の最新版。可変インマニに代えて2分割構造のインマニを採用。インテークダクト形状改良により、全域でパワーとトルクを向上走りも期待どおりのハイパフォーマンスぶり。エンジンは、既存の3.2L V6よりもトルクフルで、鋭い吹け上がりを示します。高性能をアピールするサウンドの演出も感じられます。締め上げられた足まわりは、もともと持っている優れた操縦安定性の中で、クイックなハンドリングを実現しています。車体はそれなりに大きく重いながらも、箱根のようなワインディングを走っても、スポーツカーのような身のこなしを披露します。
この内容で、既存のV6 4MOTIONとの価格差は80万円というのは、むしろ買い得感があるのではないかと思っています。
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