プラグ選びの基本は、ノーマルと同じものを選ぶこと!

プラグ
プラグには、ネジ径やネジ長、形状など様々な種類があるので、まずは同じサイズを選ぶのが基本だ
前回の記事では、耐久性の向上してきた今どきのプラグでも、定期的なメンテナンスは必要である、ということを紹介しました。そこで今回は、交換時にはどんなプラグを選べばよいのか、という観点からプラグのメンテナンスについて考えてみたいと思います。

プラグ選びの基本は、エンジンオイルなどと同様に、ノーマルと同じものを選ぶことです。プラグには、ネジ径やネジ長、熱価、形状などによって様々な種類があるため、まずは物理的に同じサイズのものを選ぶ必要があるのです。このあたりは、もともと装着されているプラグの品番を参考にすれば問題ないと思いますが、注意したいのがプラグの製造メーカーによって、品番の表記の仕方が異なるという点です。

プラグの品番
プラグには必ず品番が印刷されているので、取り外せば確認できる
国産車では、NGKとデンソーのいずれかのメーカーのプラグを採用しているケースがほとんどですが、補修用プラグはよほど特殊なエンジンでないかぎり、どちらのメーカーからもリリースされています。そのため、ノーマルとは異なるメーカーの補修用プラグを使用する場合は、互換表などでしっかりと品番を確認する必要があります。

次に熱価の選択ですが、熱価とはプラグの放熱性を表す指数で、熱価が高いほど放熱性が高く(冷え型)、熱価が低いほど放熱性が低いことを意味します。一見すると熱価が高いほど高性能なように思えますが、必要以上に熱価の高いプラグを使用すると、街中などの通常走行時に碍子周辺にススがたまりやすく、かえってスパークが飛びにくくなることもあります。

ひと昔前では、走行直後にプラグを外して碍子(中心電極がセットされている白い筒状の部分)の焼け具合をチェックして、熱価を変更したりもしていましたが、今どきのエンジンでは最適な燃焼となるよう空燃費などが自動的に調整されるため、碍子の焼け具合ではプラグの熱価は判別できなくなっています。そのため、エンジンをチューニングするなどして、ノーマルよりも大幅にパワーを高めていたり、サーキット走行など高回転高負荷を多用する走りを行うというのでない限りは、熱価をノーマルから替える必要はありません。

残すはプラグのタイプや材質の選び方ということになりますので、次ページでは、そのあたりの説明をしたいと思います。