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SUVからサイドアンダーミラーがなくなる!?(2ページ目)

SUVやミニバンなどに装着が義務付けられているサイドアンダーミラーは、“ツノ”などと呼ばれてデザインにこだわるユーザーには不評なようですが、最近では再びこのミラーが装着されていないモデルが増えています。

執筆者:宮島 小次郎

ドアミラーにセットされたカメラで視界を確保する方法が今後主流に?

 サイドカメラ
ドアミラー下部にセットされたワイドレンズのカメラによって、左側面の視界を確保する方法は非常にスマートだ
カーナビの普及に伴って、現在増えつつあるのが、カメラを使ったモニター方式です。これはドアミラー下部にセットされた小型カメラによって、左側面の状況を捉え、カーナビなどのモニターに表示するタイプです。輸入車などの高額モデルを中心に、国産車でも比較的高価なグレードやカーナビなどとセットでオプション装着される例が増えています。

内蔵カメラ
バックモニター用などでも普及が進んでいる小型カメラがミラーに仕込まれている
表示用のモニターとカメラを合わせると、前述のミラー式に比べてコストは割高となるものの、カーナビの装着を前提と考えれば、あとはカメラ関係のコストだけですから、普及が進めば意外とリーズナブルな装備となるのかもしれません。そうなれば、よりスマートなカメラ式がサイドアンダーミラーに変わる装備としてスタンダードになるのではないでしょうか。

カメラ式のメリットとしては、モニターなどの設定にもよりますが、ミラー式に対して比較的大きな画面で周囲の状況が確認できますから、より安全性を高めることができます。また、トヨタのランドクルーザーなどのように左側面だけでなく前後、左右にカメラを配置することで、クルマの周囲全体の安全を確認することもできるようになります。

モニター画像
車載用のモニターも大型化が進んでいるので、サイドカメラは視認性にも優れる
ただし、雨や雪などでカメラのレンズに付着物があると一気に視認性が悪化してしまう危険性もあります。また、バックモニターも同じですが、クルマを移動させるときに前方ではなく、モニターの方に視線を向けるという行為には違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。

そうした意味では、サイドミラーに左側面の確認用の補助ミラーが埋め込まれている方が、自然に安全を確認できるかもしれません。また、車種によっては、ルームミラーにモニターが埋め込まれており、そちらでカメラの画像が確認できる設定としているモデルもあるようです。いずれにしても、実際のドライバビリティや安全性の向上に関しては、まだまだ工夫の余地がありそうですから、今後さらなる改善を期待したいところです。



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