LS600hよりもさらに進化し、より低コストかつ低消費電力に!
245万円のプリウスにも採用されたことで、LEDヘッドライトはグッと身近な存在になってきた |
まずプリウスに採用されたLEDヘッドライト・システムについてですが、これはLS600h同様、日亜化学工業製のLEDモジュールをベースに小糸製作所が開発したものです。LS600hでは、光量を確保すべく、5個のLEDモジュールを使用していたため、製品自体のコストもかなり高いものでした(ヘッドライトユニット単体の値段で、左右合計約50万円!)。また、消費電力も左右合計で100Wとなっていたため、電力消費という点でも従来のハロゲンバルブよりは優れるものの、HIDには及びませんでした。
プリウスのLEDヘッドライトは、2連プロジェクタータイプのデザインが採用される |
LEDヘッドライトが採用されるのは、プリウスのGおよびSグレードに設定される『ツーリング・セレクション』というモデルになります。17インチアルミホイールや専用チューンドサスペンション、エアロパーツなどがセットになったツーリング・セレクションの価格は、ベースモデルに対して25万円アップとなりますから、内容を考えれば間違いなくお買い得なプライスといえます。ただし、ツーリング・セレクションでは、新型プリウスのもうひとつの目玉装備である『ソーラーベンチレーションシステム』を選択できないのが残念なところではありますが。
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