カーメンテナンス/車の点検ポイント

エンジンオイル交換時期の見極め方 その2(2ページ目)

エンジンオイルは、メーカーが推奨する走行距離や期間で交換するのが基本となります。ただし、それはあくまでも一般的な使い方をしている場合のハナシ。使用条件によっては、早めの交換も必要になってきます。

執筆者:宮島 小次郎

欧州車のエンジンオイル交換サイクルは2~3万km!?

サービスインジケーター
写真はBMWミニのエンジンオイル交換時期を表示するサービスインジケーターです。次回のオイル交換は3万km後(!)とあります
では実際のオイル交換サイクルについてですが、国産車では過給機の装着されていないNAエンジンで1万kmごと、ターボエンジンで5000kmごとに交換するよう推奨されていることが多いようです。ところが、欧州車などでは2~3万kmごとというような指定も見られます。

特にBMWはオイル交換サイクルの指定が長く、通常のモデルで2万5000kmごと、ミニで3万kmごと、7シリーズなどは新車時のオイルは4万kmも交換不要とうたわれているほどです。国産車のユーザーからすると、ちょっと驚くような数値かもしれませんが、このあたりはメーカーの考え方やエンジン設計の違いによるものです。

ただ、これはBMWに限った話ではなく、最近では多くのメーカーが環境問題を意識して、メンテナンス時に出る廃油の量を減らすため、各オイルをはじめLLCやATFなど油脂類の交換サイクルを従来よりも長めに設定する傾向にあります。これはエンジン内部の加工精度や油脂類の性能が向上していることもありますが、クルマ自体がオイルの状態を判断し、交換時期をチェックする機能を持つようになってきたことで可能になったという側面もあります。

例えば、先のBMWを例に挙げると、車両に搭載されたコンピュータが走行状況などをモニターし、その状況からエンジンオイルの劣化具合を判断、適切なオイル交換時期を案内するシステムが採用されています。ですから、オイルに厳しい使用状況では短い走行距離で、オイルに優しい使用状況であれば、想定通りの走行距離でオイル交換時期を知らせてくれるのです。

オイルの匂い
オイルの劣化はレベルゲージに付いたオイルの匂いからも判断することができます
まぁ、そんな最新のシステムが搭載されていなくとも、オイルの劣化具合は自分でもある程度判断することができます。その方法とは、レベルゲージについたオイルの匂いから判断するというものです。慣れるまではちょっと難しいと思いますが、焼けたような匂いやガソリンの匂いなど、ちょっときつめの匂いがする場合は、結構劣化が進んでいると判断できます。新油と比べてみれば、その違いが分かりやすいでしょう

よく聞かれるオイルの汚れというのは、実はあまりアテになりません。エンジンオイルには、エンジン内部の汚れを取り込む機能があるのですから、汚れて当たり前なのです。逆に全然汚れていない方がおかしいくらいですから、くれぐれも誤解しないよう注意してください。

ところで、クルマ好きな人ほどオイルをマメに交換したがる傾向があるようですが、個人的には過度のオイル交換は必要ないと考えています。もちろん、長く同じクルマに乗りたいから、エンジンを労わりたい、という気持ちはよ~く理解できますが、ただでさえクルマがもたらす環境破壊が取り沙汰されている昨今ですから、必要以上のオイル交換は避けるべきではないでしょうか。

そうはいっても、オイル交換をしなかったばかりに深刻なトラブルに見舞われたら大変、という思いもあるでしょうから、トラブルが起きる前のメンテナンスが大切なのは間違いありませんが……。まぁ、このあたりは様々な問題も絡んできますから、難しいところではありますが、信頼のおけるプロフェッショナルに相談するというのもひとつの手だと思います。

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