エンジンオイルはなぜ交換する必要があるのか?

オイル交換
エンジンオイルを交換する理由とは、使用を続けることでオイルが劣化し、本来の性能を発揮できなくなるからです
クルマにそれほど関心が高くなくとも、エンジンオイルを交換することの大切さは多くの方が感じていると思います。オイル交換の際には、「いつ」「どのオイル」に交換すべきか、というのが最大のポイントとなるわけですが、今回は前者の「いつ」交換すべきか、という点について取り上げます。

オイル交換の時期については、走行距離によって判断する方法、前回の交換時からの経過時間によって判断する方法などが一般的です。確かにどちらもオイルの交換時期を判断するためのデータとしてはとても有効だと思いますが、ではいったいどちらの方法が適切なのでしょうか。

その本題に入る前に、ちょっと基本に立ち返って、なぜエンジンオイルを交換する必要があるのか、という点について考えてみたいと思います。その最大の理由とは、エンジンオイルは使用を続けることで性能の低下、すなわち劣化してくるからに他なりません。

エンジンオイルの役割には、エンジン内部の金属同士が擦れ合う部分の摩耗を防ぎ、各部がスムーズに作動する潤滑機能、エンジン内で発生した汚れを取り込む清浄作用、燃焼室の爆発圧力を逃がさないための気密保持性、爆発によって発生する熱を取り込み大気中に放出する冷却作用、エンジン内部の防錆作用など様々な機能が挙げられます。

しかし、エンジンオイルが劣化してくると、これらの機能を正常に果たせなくなってしまうのです。すると、摺動部の金属同士が直接こすれ摩耗が発生したり、燃焼圧力が漏れることで出力が低下するなど、様々な弊害が現われてきます。そのため、エンジンオイルが劣化してきたら、新しいオイルに交換する必要があるのです。

ではそもそも、エンジンオイルはなぜ劣化するのでしょうか?次ページでは、その理由について考えてみたいと思います。

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