軽油凍結を回避するためのノウハウ
給油をする際は、念のため寒冷地用の軽油かどうかをスタンドの店員に確認すると確実だ |
それと高速道路のサービスエリアで給油をする際には、ちょっと注意が必要です。サービスエリアのスタンドは、場所によって寒冷地用の軽油が売られているところとそうでないところがありますので、寒冷地用の軽油かどうかをあらかじめ店員に確認しておいた方がいいでしょう。
ところで、寒冷地用の軽油は、温暖地域用の軽油と比べて値段は違ってくるのでしょうか? これについては、特に寒冷地用だから高いということはないようです。ただ、地方では輸送費などの問題から、もともと燃料の値段が高く設定されていることが多いので(一般のガソリン価格で比べて見ればわかりやすいですね)、都市部などと比べると割高に感じられるかもしれません。
では、寒冷地用の軽油を入れ忘れて、実際に燃料が凍ってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。これは原始的ではありますが、よく聞かれるのが燃料の配管や燃料フィルター部を温めるという方法です。もちろん、火であぶるわけにはいきませんから、お湯などで少しずつ温めるわけですが、問題はどこが燃料関係の部品なのかを見極められるかという点でしょう。
これについては、車種によって構造が異なりますから、残念ながらここで詳しく説明するわけにもいきません。できれば日頃からエンジンルーム内を点検し、その構造を知っておくようにしておいてください。最悪の場合は、ロードサービスに依頼するというのが賢明かもしれません。そうならないためにも、事前の対策を心掛けたいものです。