寒冷地では軽油が凍結することも!

軽油
ひと口に軽油といっても、実は低温時の流動性などの違いによって、いくつかの種類があるのだ
そろそろ年末ということで、帰省やスキーなどのレジャーで寒冷地へ向かわれる方も多いことでしょう。これからの季節、寒冷地に向かう際は、スタッドレスなどのスリップ防止対策も大切ですが、ディーゼルエンジン車に乗られている方は、燃料にも気を付けてください。

最近ではあまり聞かれなくなってきたものの、依然としてディーゼルエンジンの軽油では、燃料の凍結という危険性があるのです。もちろん凍結といっても、本当に軽油がカチコチに凍ってしまうというわけではなく、軽油に含まれる成分が温度の低下によって流動性が低くなり、フィルター部などで燃料を詰まらせてしまうのです。燃料が詰まってしまうと、当然エンジンへ燃料が行かず、エンジンの始動不良やたとえエンジンが掛ったとしても、吹けが悪かったり、すぐに止まってしまいます。

こうした軽油の凍結を防ぐためには、寒冷地へ行ったら現地で燃料を給油することです。軽油はJIS規格によって、温度による流動点や目つまり点などが特1号から1号、2号、3号、特3号まで5段階に設定されていて、数字が大きくなるほど低温時の流動性が高くなります。寒冷地のスタンドでは、季節に応じて適切な品質の軽油が販売されているため、現地で販売されている軽油を入れれば、凍結を防げるというわけです。

ただし、何も考えずに出発地点で燃料を満タンにしてしまっては、現地で給油しようにもあまりたくさん入れられない可能性もあります。そこで、例えば目的地に着いたところで、残りの燃料が2割くらいになるようにあらかじめ給油量を調整しておき、現地についたら満タンにすれば、十分に寒冷地用の燃料を補給できるでしょう。
 
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