電圧を測定! 車のバッテリー、交換の目安は?

車のバッテリー寿命の目安とは? 電圧の測定をしておこう! 

車のバッテリー寿命の目安とは? 電圧の測定をしておこう! 


カートラブルに多いバッテリー上がりについてですが、バッテリ ーの寿命かどうかを判別することは意外と簡単です。今回はバッテリー上がりを未然に防ぐ方法について考えてみたいと思います。バッテリー上がりを防ぐには、あらかじめバッテリーの状態を把握しておくことが重要です。では、バッテリーの状態はどうやって知ることができるのでしょうか。

 
 
見た目では全く劣化具合が判断できないバッテリーは、専用のテスターを使ってその状態を把握する必要があります

見た目では全く劣化具合が判断できないバッテリーは、専用のテスターを使ってその状態を把握する必要があります

 

まず最も確実な方法が、バッテリー液の比重を測るというもので
す。比重は専用のテスターで計測することができるのですが、最近のクルマに増えてきたメンテナンスフリーのバッテリーではバッテリー液を抜き取ることができないため、この方法は使えません。

そこで、エンジン始動前の状態でバッテリーの+/-端子間の電圧 を測るという方法が有効です。この場合もやはり専用のテスターが必要になってきます。それには単に導通を確認するだけの検電テスターではなく、リアルタイムで電圧の表示が可能なデジタルタイプのメーターが便利です。数千円で購入できるものですから、ひとつ用意しておくと電気系の作業をするときには重宝するはずです。

バッテリー端子間で、バッテリーの電圧を測定するには、まずバッテリーの位置を確認します。計測はエンジン停止後1時間以上放置して、なるべくオルタネーターによる発電の効果が落ち着いた状態で測定することで、バッテリーの正確な状態が把握できます。

 
カーナビ電圧
市販のカーナビ
また社外品のカーナビでは、システムのチェック画面でカーナビへ送られる電源の電圧を確認できるタイプもあります。通常はエンジン作動中に確認するものですが、エンジンを掛けずにカーナビを起動させて、電圧をチェックすれば、簡易的にバッテリーの電圧を確認することができるのです。ただ、アクセサリー電源を入れた状態でも、バッテリーの電圧は消耗しますから、実際よりも低めの数値が表示されるので注意が必要です。

 

正常な車のバッテリー電圧は12.5~13V未満

バッテリーの電圧が確認できたところで、一体正常なバッテリー電圧とはどれくらいのものでしょうか。通常、新品のバッテリーは12.5V~13V未満の電圧を表示します。これが正常なバッテリー 電圧となります。

 
デジタルテスター
テスターを使ってバッテリー+/-端子間の電圧を測る方法は、テスターをDCVモードにし、各測定子をバッテリーの端子に当てるだけと至って簡単です
ですが、使用を続けているとバッテリーは劣化し、オルタネーターが正常に機能していたとしても、適正な電圧を維持することができなくなってきます。12Vを切るような状態では、かなり劣化は進んでおり、11V台前半にまで電圧が落ちてきているようであれば、条件によってはエンジンの始動が困難になります。つまり、バッテリーの寿命です。

このようにバッテリーの電圧を計測すれば、バッテリーの状態をかなり正確に把握することができます。また、エンジン始動後の電圧も合わせて計測すれば、オルタネーターの発電状況も確認することができます。ちなみに正常なバッテリー・オルタネーターの組み合わせでは、エンジン始動後の電圧は13.5~14Vくらいになります(電装品を使用している場合は、その分低く表示されますから、すべての電装品をOFFにして
確認してください)。

エンジン始動後の電圧が13Vを切っているようであれば、バッテリーかオルタネーターが劣化していることが考えられます。ただ、オルタネーターのトラブルの場合は、発電量が減るというよりも、全く発電しなくなることの方が多いので、それ以前に気付くかと思いますが……。エンジン始動後の電圧が低い場合も、バッテリーの劣化によって十分な電圧を保持できなくなってきている可能性が高いといえます。

いずれにしても、バッテリーの劣化が確認できるようであれば、早めにバッテリーを交換することが、唯一のバッテリー上がりを防ぐ方法です。劣化したバッテリーは、いくら充電しても本来の性能に戻ることはないからです。

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