クイック・ブライトでしつこい汚れも根こそぎクリア!
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乗り降りの際に靴が当たって付いてしまったステップの汚れは、拭くだけではなかなか落ちませんでしたが…… |
汚れはそれほど酷くないが、広範囲にわたってきれいにしたい、という場合は、スプレー式の容器に水で割ったクイック・ブライトを入れ(割合は水に溶けるぐらいが目安)、きれいにしたい箇所に吹き付けます。このときすぐに拭き上げるのではなく、ちょっと時間をおくと汚れが浮き上がって落としやすくなります。拭き上げにもマイクロファイバークロスを使うと効率的に作業できます。
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クイック・ブライトと歯ブラシで繰り返し洗うことで、かなり汚れが落ちました |
しつこい汚れにはクイック・ブライトを直接とって、歯ブラシなどで軽く擦ってみてください。染みや黒ずみ、手垢などの汚れもバシッと落とすことができます。内装材の目地に入ってしまった汚れやファブリックについた染みなど、本当にしつこい汚れは、この作業を何度も繰り返すことで対処してみてください。
レザーシートの汚れ落としにも効果絶大!?
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こんな有り様のレザーシートも…… |
ところでこのクイック・ブライトは、レザーの汚れ落としにも使えます、というか私は使っています。写真のように変色してしまうほど汚れていた明るい色のレザーもご覧のようにだいぶすっきりと汚れを落とすことができました(このクルマ、本当に汚かったので実は結構苦労しましたが、この成果には私もちょっと驚きました)。手垢まみれでテカテカに光ったステアリングも、このクリーナーで掃除するとしっとりとした艶消しの風合いを取り戻しました。
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クイック・ブライトで丹念に掃除することで、ここまできれいにすることができました |
クイック・ブライトで掃除するときのコツは、洗い終わった後のクリーナー分をしっかりと拭き取ることです。レザーの汚れというのは大半が皮脂と皮脂のついた部分に溜まった汚れによるものです。いくらクイック・ブライトでしっかりと皮脂の汚れを落としても、クリーナー成分が残ってしまったのではまた新たな汚れの温床となります。ですから、固く絞ったマイクロファイバークロスを使ってクリーナー成分をしつこいくらいに拭き上げてください。
ただ、レザーについては水分が大敵であるという考え方もありますので、市販のクリーナーなどで洗って本当に大丈夫なのか、という意見もあるかと思います。レザーの種類によっては影響が出る可能性も考えられますので(特に高級なレザーほど)、心配な方はまず目立たない部分で試してみて、問題のないことを確認してみるといいでしょう。
車内というのは運転している間中、常に目にし手を触れる部分ですから、きれいにしておくと本当に気持ちよく乗れるものです。ある意味、外装をきれいにするよりも乗員にとってはずっと為になるのではないでしょうか。特に小さなお子さんやアレルギー体質の方を乗せる場合には、こうした車内環境にも気を配るべきかと思います。