カーメンテナンス/車の点検ポイント

夏に向けたメンテナンス~冷却系編その2(2ページ目)

前回、冷却系メンテナンスの第一歩として、冷却水の定期的な交換を紹介しましたが、今回はDIYでも可能な手軽なメンテナンスとして、ラジエターキャップの交換やラジエターまわりの清掃方法について取り上げます。

執筆者:宮島 小次郎


ラジエターの性能を引き出すメンテ術

フィンの汚れ
写真のクルマではそれほど汚れが付いていませんが、バンパー形状などによっては思いもよらない汚れが付いていることも……
その他にもDIYで手軽にできる冷却系メンテとしては、ラジエターへ走行風をよりスムーズに当ててやるための作業です。簡単に言えば、ラジエターまわりの掃除といったところでしょうか。

車種にもよりますが、フロントバンパーの開口部を覗き込んでみると、その奥に何やら細かい網の目のようなフィンが見えるはずです。これがラジエター……、ではありません。ボンネットを開けてエンジンルーム側から見える同じような網目状のフィンがついたものが、ラジエターです。フロントバンパー側から見えるのは、ラジエターそっくりの形をしたエアコンのコンデンサーです(ターボ車のインタークーラーやオイルクーラーの場合もあります)。

ラジエターまわりの掃除といいましたが、実際にきれいにするのはこのコンデンサーの方が中心になります(ラジエターにも手が届く車種であれば、ラジエターも掃除していただいて結構なのですが……)。フロントバンパー側から見ると、コンデンサーのフィン(網目部分)には虫の死骸やら枯葉やらがこびりついているのが見えるのではないでしょうか? まずはこれらの汚れを使い古しの歯ブラシなどで、取り除いてください。水道が使える環境であれば、水も掛けてやればよりきれいに落とせるはずです。

スムーズに走行風が抜けるように!

フィンの補修
つぶれてしまったフィンも、マイナスドライバーなどを使って丁寧に起こしてやれば、かなりのレベルまで修復可能です
次にフィンの目をよく見て、縦方向のフィンで曲がったりつぶれたりしている部分がないかをチェックしてみてください。この部分は走行中の飛び石などによって、簡単に変形してしまうのです。変形して隙間をふさいでしまっている部分を見つけたら、マイナスドライバーやペンチなど手近な工具を使って、そのフィンを起こしてやるのです。フィンはとても柔らかいので、あまり乱暴に扱わないように気をつけてください。

ちょっと地味な作業ですが、こうしてコンデンサーを通過する風の流れをスムーズに戻してやることで、その後ろにあるラジエターにもしっかりと走行風が当たり、ラジエター本来の性能を発揮させることができるようになるのです。気休め程度では? と思われるかもしれませんが、こうした細かい作業が結構重要だったりするわけです。

次ページでは冷却水に関する注意事項をご紹介!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます