カーメンテナンス/車の点検ポイント

エンジンオイル交換2回に1回のペースで交換する オイルフィルターの交換(2ページ目)

エンジンオイルの圧送ラインにはオイルに混じり込んだ金属粉やスラッジを濾過するオイルフィルターが設置されており、定期的に交換する必要がある。交換を怠ればエンジンに悪影響を及ぼすことになるので注意したい。

執筆者:鈴木 伸一

5.取り付け面の汚れを拭き取る
オイルフィルターの取り付け部周辺には、路面から跳ねた砂混じりの泥が堆積していることがよくある。新品のフィルターを取り付けるときに、そのようなゴミがかみ込むとオイル漏れの要因となってくるので注意!取り付け作業に入る前に、まずフィルター取り付け面に付着している廃油や汚れをウエスできれいに拭き取ってやる。

6.オイルフィルターのOリング面にオイルを塗布する
新品のオイルフィルターは、原則としてOリングの部分にエンジンオイルを塗布してから組み付ける。これは締め付けたときにOリングがねじれたりズレたりするのを防止するため。忘れずに!

7.オイルフィルターをねじ込む
新品のオイルフィルターをネジ部に対してまっすぐ持ち、時計回り(右回り)右にゆっくりねじ込んでいく。本締めは両手でしっかり持って、目一杯締め込めば基本的にOKだ。ただし・・・

8.レンチで規定量締め付ける
近年のクルマはレンチによる締め込みが指定されている。手締めでは不確実で、手が滑ったり、作業スペースが狭くて締めつけられないケースが多々あるからで、ソケット形状のフィルターレンチを用意していたなら、レンチ締め。これが安全かつ確実だ。なお、締め付け具合はフィルターのOリング面が取り付け面に密着して回りが固くなった位置から、3/4回転締め込む。そして、エンジンオイルを注入したなら、最後にオイルフィルターの取り付け面からオイルが漏れていないか、よく確認を。もしも多少でも滲んでいたら増し締めし、エンジンを始動して圧力をかけた状態で再度、チェックしたい。
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