カーメンテナンス/車の点検ポイント

花粉症に悩む人は特に注目 エアコンフィルターの交換(2ページ目)

最近のクルマにはエアコンのフィルターが装着されることが多くなりましたが、比較的早めの交換が必要です。また、フィルターが付いてないクルマにも装着できる製品もあります。

執筆者:高山 則政

エアコンフィルターの交換方法
 エアコンフィルターの交換はそれほど難しいことではありませんが、普段はエアコンユニット自体見えませんし、スペース的に狭いところに装着してあることが多いので、ちょっとコツを必要とする場合があります。

 ここでは、ゴルフ?のフィルターを交換してみましたので紹介します。ヨーロッパ車に多いエンジンルーム側に設置されているタイプです。
 まず、ボンネットを開けると左側のワイパーの下あたりにあるプラスティックのカバーが目に付きます。このカバーを留めているビスをプラスドライバーで取り外し、ゴムのパッキンをめくります。カバーは手前に引きながら斜め上に持ち上げるようにしながら引っ張り出します。

 すると、エンジンルームの隔壁の奥にフィルターが付いているのが見えてきます。フィルターは、プラスティックのフレームで固定されていて、手前にある2つのツメを少し引いてやると持ち上げられるようになります。

 スペースが狭いので、ちょっと引っかかったりしますが、古いフィルターを引っ張り出してみます。新品と比較するまでもなく真っ黒に汚れていて、改めて空気の汚さに気付かされます。フィルターが無いクルマに乗っていると、ちょっと不安になってくるくらいです。 このフィルターには、空気の流れが指定されていて、側面に向きを示す矢印が付いていました。それに従って、プラスティックのフレームを付け替えて、元通りに組み直します。この時もスペースが狭いため多少手こずりますが、無理をしないように気を付けます。せっかくフィルターを交換しても、正しく収まってなければ、すき間が出来てしまうからです。


 国産車の場合、グローブボックスを外して交換するタイプが多いと思います。トヨタ・ヴィッツでは、グローブボックスを開けた時に引っかかるストッパーを変形させながら乗り越えさせて大きく開口させると、その奥にあるユニットに手が届くようになっていました(折れそうになるので、ボックスを外した方が良い)。
 また、グローブボックス自体を固定するビスをドライバーなどで外してから作業するもの、工具が全く不要なタイプなど、車種で異なりますがオーナー自身が十分出来るものです。

フィルターの購入
 交換用のフィルターはディーラーで純正品を購入するのが確実ですが、カーショップでも多く販売されるようになってきました。ホコリを取るだけでなく、抗菌や消臭効果の付加価値をアピールするものになってきています。
 また、「ウチのクルマにはフィルターがない!」という場合でも、優れものの汎用フィルターが出ています。カルソニックカンセイの「花粉がよく取れるんです!」がそれで、グローブボックスの下にマジックテープで貼り付けるタイプで、誰でも簡単に装着することが出来ます。この場合は、内気循環で花粉やホコリの除去、消臭効果が期待できます。購入はネットショップ
http://www.rakuten.co.jp/calsonic でもできるようです。
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