ペットも嬉しい限定モデル
ボクシーなスタイリングが潔さを感じさせるホンダ・バモス。汚れにくく掃除もしやすい『トラベルドッグ バージョン』は2008年1月31日までの期間限定販売で、車両本体価格は138万6000円~169万500円(税込)。 |
同じく軽自動車ホンダ・バモスにもユニークな特別仕様車が登場しています。『トラベルドッグバージョン』の名が語る通り、まさに犬のことを考えて生まれたモデルなのです。荷室とリアシートの背面に、汚れや液体がついてしまってもサッとふき取ればお掃除できちゃうワイパブルマットを採用。シート表皮やドアトリムに撥水性や消臭機能を付けたり、制菌・防臭・防ダニ機能付きフロアカーペットを搭載するなど随所にペットとの愉しいドライブライフを考慮した装備が見られます。ペットシートマットやお散歩用トートバッグまで付随してくるというから、これはペットを飼っているドライバーとしては注目しないわけにはいきませんね。これならちょっと離れたお散歩スポットまでだって、気軽に出かけることができそうです。
カメレオンのように変幻自在なインテリア
真ん中にひとつの”0”を置くというプジョーのネーミングの伝統を破った新世代モデル。着せ替え可能なインテリアカラーには12種類のバリエーションを用意。車両本体価格は203万円~231万円(税込)。 |
最後はフランス生まれのプジョー・1007。日本のコンパクト市場では初めて、運転席&助手席ドア両側に電動スライドドアを採用したエポックメーキングなクルマですが、さらに注目したいのが『カメレオコンセプト』。カメレオンのように自分で車内のカラーリングを自由に着せ替えすることのできるユニークな装備『カメレオキット』を用意しているのです。今までも室内の装備を自分仕様に取り替えられるクルマはいくつかありましたが、1007の特徴は「自分で簡単に着替えさせられる」こと。ファスナーを開け閉めするだけでシートの座面や背中が当たる部分を着せ替えられ、エアコン吹出し口の周りやドアトリム部分などもすべて自分の手ひとつで交換可能なのです。慣れてしまえばすべてのパーツを20分ほどで着せ替え可能。さらに、外したファブリックがドライクリーニングできるのも嬉しい配慮です。素材はどうせ限られているのだから、ソースを何種類も用意して様々な味付けを生み出そうというフランス料理を生んだ国のクルマらしい仕掛けですよね。
おのおの個性的な一芸を身につけたコンパクトモデルたちをご紹介してまいりました。ただし今回は突出して目立つ装備だけを取り上げましたが、これ以外にも走行性や経済性などそれぞれが素晴らしい性能を誇っているのですから、一芸というよりも多芸と言ったほうが正しいようですね。