SUBARU(スバル)/レガシィ

世界基準の新型レガシィ・アウトバック

ツーリングワゴンとともに同シリーズの中核を担うレガシィ・アウトバック。新型は世界基準の大きさと仕上がりを獲得しているが、日本では大きく立派すぎる感もあるが、実力はいかに?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

アウトバックも同時デビュー

フロントビュー
アウトバックには今回もレガシィの名前が冠せられ、レガシィ・アウトバックを名乗る。スリーサイズは全長4775×全幅1820×全高1605 mm。アウトバックの価格は、267万7500円~370万1250円
5代目レガシィの1モデルとして、レガシィ・アウトバックがリリースされた。レガシィ・シリーズでも重要な役割を担うアウトバックはご存じのとおり、レガシィ・ツーリングワゴンをベースとしたクロスオーバー系SUV。レガシィ・グランドワゴン、ランカスター、そして北米名と統一されたアウトバックは、新型も同じ方程式に則る。すなわち、ツーリングワゴンとほぼ同じディメンションに最低地上高200mmの少し高めの全高が特徴だ。

新型アウトバックには、CVTであるリニアトロニックと組み合わされる4気筒2.5L SOHC、5速ATとの組み合わせになる6気筒3.6L DOHCを用意。もちろん、両心臓部とも水平対向(ボクサー)エンジンで、全車4WDになる。なお、ツーリングワゴン、B4に用意される2.5LのDOHCターボは用意されない。

新型アウトバックは大型化して居住性を高めながら、走りと燃費も磨いた意欲作。その気になる実力を探ろう。

大型化したアウトバック

リヤビュー
北米ではリヤハッチを開けただけで「小さい」と帰ってしまうディーラーへのお客もいるというが、大型化でそれも防げるか。ツーリングワゴン、アウトバックともにウインドウとウインドウをつないだ特徴的だった造形を変更し、Dピラーを独立させて見せるデザインを採用
新型を眺めると、パッと見からして大きく感じる。全長45mm、全幅50mm、全高60mm、それぞれ大きくなり、車格は1クラス上がった印象だ。車内の広さや乗り心地にも影響するホイールベースも75mm長くなっている。

レガシィはモデルチェンジの度に、そのスタイルには賛否両論寄せられるが、新型はデザインだけでなく、そのサイズも意見が分かれそうな気がする。

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