VW(フォルクスワーゲン)/トゥーラン/シャラン

鮮烈なTSIトゥーランの走り(3ページ目)

ゴルフ・トゥーランがTSIエンジンを搭載し、フロントマスクをキリッと化粧直し。スーパーチャージャーとターボのダブル過給器で、クルマのキャラクターを一変させた。ゴルフTSIに続いてのブレーク、期待大だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

オススメは140ps版

トゥーラン
シートは衝突時などを考えて重量のあるシッカリした作り。2列目は脱着式、3列目は格納式。脱着だけでなく操作にはかなりの力が必要
コーナリングライトやシート形状の違いなどの装備や、フロントマスクのクローム処理、リアに貼られるバッヂが異なるなど、両グレードは差別化が図られているものの、140ps版の275万円というコストパフォーマンスの高さが断然目を引く。走りっぷりを考えるとバーゲンプライスといえるだろう。

新型ゴルフ・トゥーランは、TSIエンジンとDSGという飛び道具を得た。小排気量化されたことで、税金面やランニングコストの改善も見逃せない。もはや「大排気量=車格の高いモデル」という図式は当てはまらない。ライバルはホンダ・ストリームやトヨタ・ウイッシュなどのミニバンの売れ筋系が挙げられる。日本車とドイツ車という、異なる価値観を持つ国から生まれたモデルと勘考しても安全性を第一に考えたシート作りなど、クルマのあるべき姿を具現化したゴルフ・トゥーランの思想に強く共感できる。驚くようなシートアレンジはなく、むしろ無骨なくらい。だが、大事な家族や仲間を乗せる機会の多いミニバンとなると、ゴルフ・トゥーランの堅実なクルマ作りに惹かれるのだ。

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