ベルギー/ブリュッセル

1日で満喫!ブリュッセル観光旅行モデルコース(4ページ目)

ベルギーの首都ブリュッセルは見所の宝庫。しかも徒歩だけで多くの観光スポットを制覇できます。美味しい食べ物を片手に、1日で効率良く町歩きが体験できる観光旅行モデルコースです。おすすめグルメ(ワッフル、チョコレート)もご紹介いたします。

執筆者:林 瑞絵

12:20 楽器美術館でランチ

アールヌーヴォー建築も楽しめる楽器美術館©OPT-Ricardo de la Riva

アールヌーヴォー建築も楽しめる楽器美術館©OPT-Ricardo de la Riva

古今東西の貴重な楽器の音色が聞ける©OPT-Ricardo de la Riva

古今東西の貴重な楽器の音色が聞ける©OPT-Ricardo de la Riva

モン=デ=ザールの庭からそのまま高台に向かって歩けば、すぐ左手にアールヌーヴォー建築で名高い楽器美術館が見えてきます。今回のモデルコースでは時間の関係でアールヌーヴォー建築の巨匠ヴィクトル・オルタによる「オルタ邸」や「ベルギー漫画センター」は涙を飲んで割愛しておりますが、かわりに楽器美術館でこの優美な建築様式を堪能してみてはいかがでしょう。ちょうど時間もお昼時。6階までエレベーターで一気にあがり、眺めの良い開放的なカフェ•レストランでお食事を。ベルギー名産の野菜シコン (チコリ/ アンディーヴ)を使ったグラタン(Chicons au gratin)や名物のタルタルステーキ(Filet américain)には、もちろんベルギー流の2度揚げフリッツ(フライドポテト)が付きます。人気店なので予約しておくのが無難。時間が許すなら、館内の古今東西の貴重な楽器を集めた素晴らしいコレクションものぞいてみましょう。珍しい楽器の音色をヘッドホンで聞けます。

<DATA>
MIM/Musée des Instruments de Musique(楽器美術館)
開館時間:火~金曜9:30~17:00、土日曜10:00~17:00
入館料:大人5ユーロ、学生(26才以下)4ユーロ、子ども(12歳以下)無料

Le resraurant du MIM(楽器美術館のカフェ•レストラン)
営業時間:火~日曜10:00~16:30 予約が無難
※カフェ・レストランだけの入場なら美術館の入場券は不要

14:00 ベルギー王立美術館とマグリット美術館

マグリット美術館は現在最も旬なスポット©OPT-J.P.Remy

マグリット美術館は現在最も旬なスポット©OPT-J.P.Remy

モン=デ=ザールエリアを南東方向に進めば、第一次十字軍を率いたゴッドフロワ=ド=ブイヨンの乗馬像が立つロワイヤル広場に到着。とかくミュゼ(美術館と博物館)の数で群を抜くと言われるブリュッセル。短い滞在中で見るべき美術館を厳選するのは至難の技ですが、必見の美術館ということならば「王立美術館」と「マグリット美術館」を挙げなければなりません。

どちらもこのエリアの一角に隣あうように並ぶので、2カ所を早足で巡ることも可能です。200年の歴史を持つ王立美術館は、大きく古典アート(Art Ancien)と近代アート(Art Moderne)の2部構成ですが、どちらかを選ぶのなら古典アート部門をお勧めします。ブリューゲルやルーベンスといった15~17世紀に隆盛したフランドル派絵画の傑作が楽しめます。一方「マグリット美術館」は2009年6月にオープンしたばかりの旬なスポット。「イメージの魔術師」と称される シュルレアリズムの画家ルネ=マグリットの仕事を、200点の幻想的な絵画で年代ごとに一挙に振り返ります。

<DATA>
Musées Royaux des Beaux-Arts de Belgique : Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)
開館時間:火~日曜10:00~17:00
入館料:大人5ユーロ

Musée Magritte(マグリット美術館)
開館時間:火~金曜9:30~17:00(水曜は20:00まで)
入館料: 大人8ユーロ、学生(25才以下)2ユーロ、子ども(18歳以下)無料
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます