O君:::うーん、それってエルグランドはアルファードとエスティマの両方のお客さんのタイプに対応しなければならないってことにも繋がりませんか。
K氏:::エルグランドにエスティマを選ぶユーザーと同じタイプのユーザーが着いている可能性は否定できないけど、脱貨客兼用、ワゴン専用上級車というイメージを強くする必要はある。
O君:::でも、便利な機能は捨てられない。機能を追えば貨客兼用型に近くなってしまう。これはハムレット的な悩みだな。
K氏:::「だからデザイン」「だから先進メカ」「だから高性能」「だから環境」なんだよね。先代エルグランドが登場した時に、ちょっとデザインにアクか強すぎないかな、とも思ったのだが、アクを抑えたグランビアのほうは貨客兼用っぽく見えた。そこがエルグランド好調の要因のひとつとなっている。
O君:::新型エルグランドの搭載エンジンはVQ型ですよね。3.5Lでアルファードよりも500cc大きい。セダン系ならば高級セダンのエンジンだし、スカイラインと同じ三つ星(超-低排出ガス認定)でしょ。しかも、FRの4輪独立懸架を使ったシャシー。なんか、スペックを追っていくと、ほとんど高級セダンですよね。
K氏:::随分と話が跳んじゃうな。もうインテリア関連の話は終わりかい。
O君:::うーん、もう少し話したいな。インパネ周りとか、装備類も気になるし。でも、そろそろ時間だし。ここは次回のお楽しみということで。
K氏:::えっ、またやるの。
O君:::まぁ、いいじゃないですか。もっとも、反響いかんですがね。「だらだら長くて、以前にも増して分からない」ってなったら考えちゃうけど、こういうのも気分が変わって良いでしょ。ということで、「エル&アルを語る」その2に続きます。
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