“滑らか”をもたらす硬いタイヤ
左前輪付近の路面を映すサイドサポートミラーを装備。縦列駐車や幅寄せ、狭い路地でのすれ違いの際などで視界をサポートする(写真はステップワゴンスパーダ。他画像も同様) |
Dレンジをセレクトして走り出すと、1580kg(Gグレード)という車重のイメージよりずっと軽快に走り出す。おそらくCVTのセッティングが上手く決まっているのだろう。街中を普通に走っている限り、必要にして十分な動力性能を持つだけでなく、スクーターのような継ぎ目のない加速をしてくれる。やはり重いクルマはCVTが好ましい。
全長×全幅×全高は4690×1695×1815mm(FF車)。先代に比べ全長50mm、全高45mm拡大し、5ナンバーサイズに収まっている |
高速道路での合流の際など加速したいなら、アクセルを床まで踏み込めばOK。VTECエンジンの得意とする高回転域のトルクをキッチリ使ってくれます。それでいて10・15モード燃費14.2km/Lと燃費良好。90km/hくらいで巡行してやると、15km/L近い実用燃費を出す。
エンジン以上に好ましいのが乗り心地。燃費を重視した低転がりタイヤを履くにも関わらず滑らか(硬いタイヤだと普通なら乗り心地が悪くなる)。音に敏感な人だと空気をパンパンに張ったタイヤを叩いた時にする“圧縮空気特有の乾いた音”が気になるかもしれないけれど、こら仕方ない?