今回の行き先は、【宮城】 エメラルドグリーンの湖・蔵王お釜 |
火山を作り出す地球のエネルギーは、地熱で暖められた地下水を温泉に変えたり、時には噴火により山の形を変え、巨大なカルデラの地形を作りあげたりすることも。あちこちに湧く温泉は人々の癒しに活用されていますし、また、美しい景観は見る人々に感動を与えます。
今回は、火山が作り出すダイナミックな景観の中より、紅葉を一足早く楽しむことが可能な蔵王(ざおう)をピックアップ。エメラルドグリーンの火口湖、お釜をご紹介しましょう。
3つの山に囲まれた火口湖・お釜
お釜周辺の散策路よりお釜を望む。自然の地形を生かした散策路なので、歩きやすい靴で行きましょう(2003年9月撮影) |
湖の周囲は全長1,080メートル、直径330メートルで、明治時代の噴火を含めて今までに26回も噴火しています。
火口湖ということで、湖水は強い酸性。山の裏側にある山形・蔵王温泉のお湯が強い酸性であることを考えると納得ですね。このためお釜には生き物がまったく生息できないのだそうです。