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ホンダ フリードは「小さくて広い」!(2ページ目)

ホンダのミニバン「フリード」について解説。1.5リッタークラスのコンパクトミニバンながら、3列目までゆったり使えるのがポイント。パッケージングだけでなくデザインも秀逸だ。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

エリシオン+ステップワゴン

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低い位置にボリュームを持たせることで、安定感を生み出している。写真はGエアロ7人乗り

ハード面はフィットに近い(フロアをフラットにするため燃料タンクを助手席下から2列下に移動するなどの変更を受けている)。パワートレーンもフィットと同じ1.5リッターとCVTの組み合わせとなる。7人乗りの標準的なグレードで1280kgと重い点は気になるが、その分はギア比をフィットより5%ほど低くして対応しているとのこと。

デザインは写真の通り。フロントがエリシオンの標準タイプ。横から見るとステップワゴンの雰囲気を感じさせ、なかなかカッコ良い。最近のホンダデザイン、レベル高いと思います。

フィットのようになれるのか?

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操作系を機能ごとに分類して配置。メーター類もステアリングの外側に配置し、視認性が増した

さてさて。「ちょうど良いサイズ」をアピールポイントにしているカッコ良くて実用的なフリード、はたして売れるだろうか? 唯一の懸念材料が、7人乗りのベーシックグレードで169万500円という価格である。というのも、あと10万円予算を増やして出せばストリームやウィッシュが買えてしまう(ストリームの1.8リッターで180万6千円。値引きまで含んだ実勢価格だったらクラス上の2台の方が安いと思う)。

またフリードの8人乗り(180万6000円から)を考える場合も、値引きの大きいステップワゴン(標準的なグレードで約200万5500円)がフリードとそれほど変わらない価格で買える。サイズや排気量に強いこだわりがないユーザーだったら悩ましい。

今までのホンダを見ていると「自信満々で出してきた正統派の良いクルマなれど少し割高」というモデルは成功しておらず。もちろん発表直後の数ヶ月に関しちゃ販売目標を軽く超えるだろう。半年後も好調なら、フィットのような人気車になるハズ。

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