私のHPの投稿欄に寄せられた書き込みを見ると、RX-8を新型レガシィと比べている人が少なくない。考えてみれば、両車クルマ好きをターゲットユーザーにしている4ドアのスポーツモデルで、価格もイーブン。どうしても気になることだろう。参考になる意見多かったので、皆さん試乗して感じた両車の印象などまとめてみた。
レガシィスペックBには18インチが標準。乗り心地はかなりカタイ |
ディーラーも「スバルといえば最スポーティモデルが売り!」というイメージが強いのだろう。かくして「思いっきりハードな」スペックBを試乗車に入れてしまったに違いない。ただ18インチタイヤ、乗るとメチャクチャ硬い! 路面のデコボコは拾うし、ステアリングギアレシオだってクイック(ステアリングギアボックスまで専用なのだ!)。乗り心地の評価軸は人によって大きく変わる。新型レガシィのBスペックは、硬い足回り好きだと「なかなか良い」。でも普通の人にとっては「硬い」とか「ハネる」という評価になってしまう。私も「ちょいとばかり硬い」。17インチ仕様のレガシィに乗ると、乗り心地とハンドリングのバランスが取れていて快適です。
RX-8も18インチ仕様の試乗車が多い。レガシィと対照的に乗り心地は「良い」と評判。実際、RX-8の18インチ、私も気にならなかった。走りは「低速トルクが少し痩せている」「9千回転以上で振動出る」「ATの仕上がりがイマイチ」といった点をネガ(弱点)として指摘する声多し。興味深いことにベーシックな210馬力仕様の評判が良い。ほとんど試乗車は無いのだけれど、乗った人はみんな「予想外にパワーあって楽しい。ミッションのタッチも250馬力の6速より良い」。私もテストコースで乗り比べてみたが、140kmくらいまでなら250馬力と210馬力の差を感じず。買うなら210馬力のマニュアルか?
リアシートの使い勝手はレガシィに分がある |