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4ドアロータリースポーツカーは楽しいクルマか?! マツダRX-8デビュー!

遂に発売の時を迎えた4ドアロータリースポーツカーのマツダRX-8。ちょっと変わったコンセプトながら、乗ってみると意外や意外!実に走りを楽しむことのできるクルマだった!

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド


コンセプトは写真を見て頂ければ解る通り「スポーツカーのような4ドア車」だ。マツダが大規模な市場調査を行ったところ「スポーツカーに乗りたいけれど、家族で使うことを考えると難しい」という意見が非常に多かったと言う。それなら4ドアと同じ実用性を持つスポーツカーを作ろう、ということでRX-8の開発が始まったと言う。観音開きタイプのドアを開けてリアシートに座ってみると、予想外に快適。身長183センチの私が楽に座れる。これなら4人乗ってロングドライブをすることだって可能。

マツダの開発スタッフにRX-8のことを聞くと「いろんなメーカーから何度も聞いた表現でしょうけれど、走る楽しさを真剣に追求しました」。実際、これまでも「期待させてくれるFR車」はいくつかあった。最近だとアルテッツァ、S2000などが好例。デビューする度に「どうか?」と思ったものである。しかし! 「手放しで誉めたい!」と感激したクルマはゼロ。というか、乗って楽しいFR車って名車の誉れ高きR32スカイラインしか思い浮かばぬ(もう少しパワーあれば現行ロードスターあたりが日本車のベストFRかもしれない)。

アルテッツァやS2000の不満な点は、ハイパワーFR車の特徴であるテールスライドに起因する「制御困難状態」を極端に嫌い、安定性ばかり追求したこと。結果、安全かもしれないが、面白くないFRスポーツになってしまった。すでにRX-8には広島のテストコースと、アメリカのラグナセカサーキットで先行開発車に試乗したけれど、テールが流れることを恐れていない。


後輪駆動車のテールは流れるもの。だったらコントロールしやすくしてやろう、と考えたんだと思う。その気になってテール流そうとすれば、アクセルオフのタックインでも、アクセルオンのパワースライドでも見事に決まる。やっぱり後輪駆動車ってこうじゃなくちゃ! マツダは後輪駆動車の「楽しさ」をよく知っていると思う。

ロータリーエンジンも大幅に進化している。ロータリーが絶滅寸前になったのは、燃費と排気ガスを改善出来なかったためだ。しかしRX-8の開発にあたり、技術的な問題があって市販車への採用が難しかった排気をサイドポートタイプに変更。250馬力の高出力と、レシプロエンジン並の10・15モード燃費10?/L&☆二つ(優-低排出ガス基準)を達成している。


試乗したRX-8の13Bロータリーは、いわゆる「モーターのような」振動特性で、どこまで回してもスムース。アクセル全開にし、レッドゾーン(9千回転!)まで引っ張った時のエンジンフィールときたら、こらもう最高! レネシスが持つもう一つの特徴は「レスポンスに優れること」である。ターボ付きロータリーエンジンのアクセルレスポンスは、マツダの技術者さえ「真っ先に改良したいポイントでした」。

レネシスは「レスポンスがいい」と評価されるノンターボのレシプロエンジン以上に敏感。だからこそ限界コーナリング時だってアクセル操作でテールのコントロールも出来る。絶対的なパワーは「必要にして十分」(250馬力)だと思った。楽しみなのが未だ試乗していない210馬力エンジンを搭載するモデル。低中速域でのトルク感は250馬力に負けていないと言う。試乗したら早速レポートしてみたい。

書き遅れたが、価格は250馬力仕様の6速マニュアル車で275万円。210馬力仕様は4速ATと5速マニュアルという設定になっており、いずれも240万円。210馬力4速ATの豪華仕様もあり、本革のシートやBOSEオーディオが標準で275万円となる。どれも魅力的だから、本気で買おうと考えたら大いに迷うと思う。すでに5千台のバックーオーダーを抱えているため、今契約しても納車は夏休み明けか?
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