ディーゼルエンジン搭載の乗用車が復活

アテンザ・ディーゼル

アテンザ・ディーゼル


排気ガスのクリーン度はガソリン車と同等

排気ガスのクリーン度はガソリン車と同等

2000年発売の9代目カローラで絶滅した「ディーゼルエンジン搭載の乗用車」がついに復活した。嬉しいことに排気ガスのクリーン度はガソリン車と同等。それでいてハイブリッド車と同等の燃料コストで済むという。本当か? 同じクラスのカムリHVと比べてみたい。

 
サイドエアバッグからアルミホイール、クルーズコントロールなどを標準装備

サイドエアバッグからアルミホイール、クルーズコントロールなどを標準装備

まずアテンザ・ディーゼル。全長4860mm×全幅1840mmというユッタリしたボディサイズを持つ、スタイリッシュなセダン(ステーション ワゴンも選べる)。ベースグレードの『XD』で、サイドエアバッグからアルミホイール、クルーズコントロールなど標準装備して290万円。

 
カムリHV

カムリHV

片やカムリHVは全長4825mm×全幅1825mmと、ほぼ同じサイズ。304万円のベースグレードだと装備的に物足りないので、アテンザに合わせると322万円の『G』となる。32万円差。2013年度もクリーンディーゼル補助金が出れば(2012年度は18万円)、50万円も違う。

 

双方ともに静かな乗り心地

乗るとどうか? アテンザに搭載されている2.2リッター4気筒ディーゼルは、4リッター級のガソリンエンジン車と同等のトルクを出す。街中から高速道路までパワフルで、騒音や振動レベルも気にならない。一昔前のディーゼルをイメージすると、良い意味で期待を裏切られます。

街中での渋滞時などモーター主体で走るため静か

街中での渋滞時などモーター主体で走るため静か

カムリだってパワフル。2.5リッターエンジン+モーターの合成パワーで加速するため、これまた3リッター級のガソリンエンジンと同等の走りを見せる。街中での渋滞時などモーター主体で走るため静か。ちなみにアテンザ・ディーゼルも信号待ちでアイドリングストップします。

 

燃費を比較してみると

肝心の燃費やいかに? カムリHVのJC08燃費は23.4km/L。日本のカタログデーターって誇大表示だから、話7分目として16.38km/L。

まぁ乗った感じそんなモンだと思う。1.3リッター級のコンパクトカーと同等だ。凄い! 走行1万km毎の燃料コストは9万2千円。

アテンザのJC08を見ると20km/L。これまた公平に7掛けし、実用燃費14km/Lとしておく。詳細な燃費データを取っていないけれど、もう少し良いかもしれない。ここまで読んで「カムリHVの方が良いですね」と思うだろう。けれどディーゼルの燃料ってガソリンより安価な軽油。

ガソリンを150円としたなら、軽油はおよそ125円。多少燃費で負けても燃料コストじゃ負けない。1万km毎の燃料コストは8万9千円になる。何と! 驚くべきコトにハイブリッドよりディーゼルの方がランニングコストで有利なのだ。いやいやディーゼルのポテンシャル、立派です。

加えてアテンザ・ディーゼルはカムリHVに設定のない追突事故低減ブレーキシステム(15万2250円)なども選ぶことが可能。いろんな意味で安全だしオサイフにもやさしい。このクラスの4ドア車やステーションワゴンを考えているなら、ぜひショッピングリストに加えてみたらいいと思う。
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